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CB400FとCB400Fourの違い|408・398・NC36・ABSまで解説

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CB400FとCB400Fourの違いを徹底解説!維持と中古相場

こんにちは。双輪Log運営者のソウリンです。

CB400FとCB400Fourの違いを調べていると、「同じバイクの表記違いなの?」「ヨンフォアって結局どれ?」と混乱しませんか。

これ、かなり分かりにくいんですよね。

理由は単純で、Hondaの歴史の中に名前がよく似ているのに、中身がまったく違うCB400が複数存在するからです。

代表的なものだけでも、1974年に登場した408ccのドリームCB400FOUR、1976年に追加された398ccのCB400FOUR-I/II、1997年のCB400 FOUR・NC36、2013年のCB400F・NC47があります。

さらに2026年には、新設計の直列4気筒を積んだCB400 SUPER FOUR E-Clutch・NC70まで正式発売されました。

つまり、「CB400F」という文字だけを見ても、1970年代の元祖ヨンフォアを指している場合と、2013年の水冷2気筒モデルを指している場合があります。

ここを整理せずに中古車を探すと、かなりややこしいです。

たとえば、

  • 元祖ヨンフォアは408ccと398ccで何が違う?
  • 普通自動二輪免許で乗れるのはどれ?
  • CB400Four NC36はヨンフォアの復刻版なの?
  • CB400FにABS付きはある?
  • 国内仕様と逆輸入車はどう見分ける?
  • 1997年NC36とCB400SFは何が違う?
  • 2026年に出た新しいCB400はCB400Fの復刻なの?

といった疑問が次々に出てきます。

しかも旧車を実際に買うとなると、年式と走行距離だけ見ればいいわけではありません。

空冷CB400FOURなら408ccと398ccの違い、車検証、フレーム番号、エンジン番号、国内登録の履歴、載せ替えや排気量変更の有無まで確認したいところです。

CB400 FOUR NC36なら、4本出しマフラーや専用外装、キャブレター、水冷系統、充電系統など、30年近く経過した車両として見る必要があります。

初めて旧車を探す人には、ここがかなり難しいですよね。

そこでこの記事では、CB400FとCB400Fourの違いを単なる名前比較で終わらせず、歴史、型式、エンジン、408と398、免許区分、国内・国外仕様、ABS、NC36、CB400SF、2026年の新型CB400、中古車選びまで順番に整理します。

読み終わるころには、「自分が欲しいのは1970年代の元祖ヨンフォアなのか、4本出しのNC36なのか、ABS付きのNC47なのか、あるいは新車で買える最新4気筒CBなのか」がかなり見えやすくなるはずです。

高額な旧車は、名前や外装だけで勢いよく決めると、購入後の整備や部品探しで苦労することがあります。

反対に、違いを理解してから選べば、その手間まで含めて楽しめる特別な一台になると思いますよ。

ポイント

  • 「CB400F」は年代によって別のバイクを指すため年式・型式確認が重要
  • 1970年代の元祖ヨンフォアには408ccと398ccがある
  • CB400 FOUR NC36は元祖CB400FOURの完全な復刻版ではない
  • 2013年CB400F NC47は水冷2気筒でABS仕様がある
  • 2026年には新型CB400 SUPER FOUR E-Clutchが正式発売された
  • 旧車購入では書類・刻印・整備履歴・専用部品の状態まで確認する

先に結論|名前ではなく「年代・型式・気筒数」で見れば迷いにくい

  • 1974年〜の元祖ヨンフォア:ドリームCB400FOUR。空冷4気筒。408ccと398ccが存在
  • 1997年の平成ヨンフォア:CB400 FOUR・NC36。水冷4気筒+4本出しマフラー
  • 2013年のCB400F:NC47。水冷2気筒。ABS仕様あり
  • 2026年の新型CB400:CB400 SUPER FOUR E-Clutch・NC70。新設計399cc直列4気筒

「CB400FとCB400Fourは何が違う?」への答えは、どの年代同士を比較するかによって変わります。

中古車サイトで車名を見たら、まず年式と型式を確認してください。

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CB400FとCB400Fourの違いを最初に整理

CB400FとCB400Fourの違い概要

CB400FとCB400Fourの違いを理解するために、最初に名前を整理しておきましょう。

ここを飛ばすと、このあと408、398、NC36、NC47と数字が出てきたところで再び混乱しやすいです。

CB400FとCB400Fourは単純な表記違いではない

1974年にHondaが発売した正式名称は「ホンダ ドリーム CB400 FOUR」です。

中古市場や旧車ファンの間では「CB400F」「CB400FOUR」「ヨンフォア」「400Four」など複数の呼び方が使われています。

さらに1997年には、Hondaが再び「CB400 FOUR」という車名を使用しました。

こちらは型式NC36で、水冷DOHC4バルブ直列4気筒です。

そして2013年には、スペースを空けない「CB400F」という車名の水冷直列2気筒車が登場しています。

つまり「CB400F」と検索しただけでは、1970年代のヨンフォアと2013年のNC47が同時に出てくることがあるんです。

まずは次の表で整理しておくと分かりやすいですよ。

呼ばれ方 正式名称・型式 年代 エンジン 代表的特徴
元祖ヨンフォア・空冷CB400F ドリームCB400FOUR 1974年〜 空冷OHC直列4気筒 408cc・4-into-1集合排気
398ヨンフォア CB400FOUR-I/II 1976年〜 空冷OHC直列4気筒 398cc・普通二輪区分
平成ヨンフォア CB400 FOUR・NC36 1997年〜 水冷DOHC直列4気筒 4本出しマフラー・5速
2013年CB400F CB400F・NC47 2013年〜 水冷DOHC直列2気筒 PGM-FI・6速・ABS仕様あり
最新CB400 CB400 SUPER FOUR E-Clutch・NC70 2026年〜 水冷DOHC直列4気筒 E-Clutch・TBW・58PS

これを見ると、名前だけで比較する危険性がよく分かります。

「CB400F=全部ヨンフォア」ではありません。

反対に、「CB400Four=1997年NC36だけ」というわけでもなく、1970年代の正式車名にもFOURが使われています。

中古車を探すときは、1970年代・NC36・NC47・NC70のどれなのかを最初に確認するのが一番早いです。

ヨンフォアとはどのバイクを指す?

旧車の話題で単に「ヨンフォア」と言った場合、一般には1970年代のドリームCB400FOURを指します。

400ccクラスの4気筒だから何でもヨンフォアというわけではありません。

元祖CB400FOURは、4本のエキゾーストパイプを1本のマフラーへまとめる4-into-1の集合排気システムを採用したことでも知られています。

Hondaは1974年のニュースリリースで、408ccの4気筒OHCエンジン、6速ミッション、低いハンドルとシート、細身のタンク、4-into-1マフラーを特徴として紹介しています。

出典:Honda公式「新発売 ホンダドリームCB400 FOUR」

現在では408ccと398ccの両方をまとめて「ヨンフォア」と呼ぶことが多いです。

NC36もヨンフォアと呼ばれるが性格は別物

1997年のCB400 FOUR NC36も「平成ヨンフォア」「水冷ヨンフォア」と呼ばれることがあります。

ただし、1970年代モデルの単純な復刻ではありません。

最大の違いは、エンジンと排気系です。

元祖は空冷OHC直列4気筒+4-into-1。

NC36は水冷DOHC4バルブ直列4気筒+4本出しマフラーです。

そしてHondaの1997年公式資料では、NC36のスタイリングの原点を1968年に発表されたドリームCB750FOURに求めたと明記されています。

ここはかなり重要です。

「元祖CB400FOURを1990年代の技術でそのまま復刻した車両」と考えると、実車を見たときにイメージがズレます。

むしろ往年のCB750FOURが持つ4本マフラーと堂々とした存在感を、400ccクラスへ落とし込んだ新しい直4ネイキッドと考える方がHondaの開発意図に近いです。

出典:Honda公式「CB400 FOUR スタイリング」

ソウリン
1970年代は細身の4-into-1空冷ヨンフォア、1997年NC36はCB750FOURをモチーフにした4本出し水冷ネイキッド。ここを分けて覚えると一気に分かりやすくなります。

2013年型CB400Fは2気筒の別モデル

さらに混乱しやすいのが2013年型CB400Fです。

型式はEBL-NC47。

水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒399ccエンジンを搭載しています。

CBR400R、400Xと基本プラットフォームを共有する現代型モデルで、最高出力は46PS/9,500rpm。

PGM-FI、6速ミッション、前後17インチタイヤを採用し、ABS仕様も設定されました。

つまり、2013年CB400Fと元祖ヨンフォアには、同じ「CB400F」という呼び方以外、設計上の直接的な連続性はほとんどありません。

出典:Honda公式「CBR400R・CB400F・400Xを新発売」

CB400F 408と398の違いを詳しく比較

CB400Fの408ccと398ccの違い

元祖ヨンフォアを買いたい人が最初にぶつかるのが、408ccと398ccの違いです。

外観だけを見るとかなり似ています。

ですが、排気量だけでなく、免許区分、エンジン内部の寸法、車体・エンジンの識別、398ccではハンドル仕様まで違います。

1974年の初期CB400FOURは408cc

1974年12月に発売された初期ドリームCB400FOURは408ccです。

Honda公式諸元は次のとおりです。

項目 1974年CB400FOUR
総排気量 408cc
エンジン 空冷4サイクルOHC直列4気筒
内径×行程 51.0×50.0mm
最高出力 37PS/8,500rpm
最大トルク 3.2kg-m/7,500rpm
変速機 6速
車両重量 185kg
燃料タンク 14L
始動 キック・セル併用
前ブレーキ 油圧式ディスク
後ブレーキ ロッド式リーディングトレーリング

408ccという数字が重要なのは、現在の日本の免許区分では400ccを超えるからです。

普通自動二輪免許で運転できるのは400cc以下。

そのため純正408ccのCB400FOURを運転するには大型自動二輪免許が必要です。

1976年の398ccは免許制度へ対応した国内モデル

1976年3月、HondaはCB400FOUR-IとCB400FOUR-IIを発売しました。

Honda公式資料には、当時の「限定2輪免許(400cc以下)」で乗れるようにしたモデルであることが明記されています。

生産計画も「国内のみ」とされています。

408ccから398ccへの変更では、ボア51.0mmはそのまま、ストロークを50.0mmから48.8mmへ短縮しています。

項目 408cc 398cc
総排気量 408cc 398cc
ボア×ストローク 51.0×50.0mm 51.0×48.8mm
最高出力 37PS/8,500rpm 36PS/8,500rpm
最大トルク 3.2kg-m/7,500rpm 3.1kg-m/7,500rpm
現在の必要免許 大型自動二輪免許 普通自動二輪免許以上
販売計画 輸出を含む 国内のみ

出典:Honda公式「CB400FOUR-I/II」

わずか10ccの違いですが、免許区分では大きな違いです。

普通二輪免許しか持っていない人が元祖ヨンフォアを探す場合、398ccを選ぶ意味はかなり大きいですね。

398ccにはI型とII型がある

398ccモデルは排気量だけでなく、ハンドル形状によってI型とII型へ分かれています。

Honda公式では、

  • CB400FOUR-I:幅705mm・高さ約40mmのセミフラットハンドル
  • CB400FOUR-II:幅780mm・高さ約111mmのスタンダードハンドル

とされています。

I型はスポーツ走行を意識した低い姿勢。

II型はロングツーリングや市街地で扱いやすいアップライトな姿勢です。

現在の中古車ではハンドル交換されている個体も多いため、「アップハンドルだからII型」と外観だけで決めない方がいいです。

408と398はフレーム・エンジン番号も確認する

旧車専門誌やヨシムラの適合資料などでは、408ccと398ccの識別として次の型式・番号体系が使われています。

確認箇所 408cc 398cc
車体側の識別 CB400F-系 CB400-系
エンジン側の識別 CB400FE-系 CB400E-系
排気量 408cc 398cc

ただし、ここで大事なのは「番号を暗記すればすべて分かる」と考えないことです。

50年近く経過した旧車では、エンジン載せ替え、クランクケース交換、外装交換、フレーム修理、再塗装などが行われていることがあります。

車体が398でもエンジンが408系という組み合わせや、その逆が絶対に存在しないとは言えません。

購入するときは、

  • 車検証の型式・総排気量
  • 車体番号
  • エンジン番号
  • 排気量刻印
  • 過去の整備・載せ替え履歴
  • 構造変更など登録手続きの有無

をセットで確認してください。

番号のルールだけで「本物」「偽物」と早合点しない方が安全です。

車検証の0.39L・0.40Lだけで断定しない

車検証上では398ccが0.39L、408ccが0.40Lとして表記されるケースがあります。

ただし、それだけで現在搭載されているエンジン内部まで純正状態だと断定することはできません。

旧車では排気量変更やエンジン交換が行われていることがあります。

「書類は398だけどエンジンは何が載っているの?」と疑問を感じたら、契約前に販売店へ確認してください。

登録内容に疑問がある車両は勢いで買わない

408・398は免許区分まで変わる部分です。

販売店の「大丈夫です」という口頭説明だけでなく、車検証と現車の刻印を確認しましょう。

排気量変更、職権打刻、エンジン載せ替えなど特殊な履歴がある場合は、必要に応じて運輸支局や旧車に詳しい専門家へ確認してください。

CB400Fの国内仕様と国外仕様はどう違う?

元祖CB400FOURでは、「国内物」「逆車」「国外仕様」という言葉もよく出てきます。

まず押さえておきたいのが、

408cc=全部逆輸入車、398cc=全部国内車

ではないという点です。

408ccは日本国内でも販売されている

1974年のHonda公式発表には、408ccのドリームCB400FOURが日本で発売されたことが明記されています。

生産計画は「月産5,000台・輸出を含む」です。

つまり408ccには国内販売車があり、同時に海外向けも存在したということです。

「408だから逆車」と決めつけるのは間違いです。

398ccはHonda公式で国内のみ

一方、1976年の398cc CB400FOUR-I/IIは、Honda公式資料で生産計画が「国内のみ」とされています。

このため398ccは、日本の当時の免許制度に対応するために生まれた国内向けモデルとして特別な位置づけになっています。

これが現在の旧車市場で398ccが注目される理由の一つです。

国外仕様は仕向地によって違う

「国外仕様」とひとまとめにしても、北米、欧州など仕向地によって装備差が出ます。

メーター、灯火類、リフレクター、スイッチ、ハンドル、カラーなどが異なることがあります。

しかも現在残っているCB400FOURは、何十年もの間に外装や電装が交換されている車両も少なくありません。

マイルメーターだから必ず当時の北米仕様そのまま、というような外観だけの断定は避けた方がいいです。

国内物という言葉より素性を確認する

旧車では「国内物」という言葉に価値を感じる人が多いです。

その気持ちは分かります。

ただ、実際に購入して乗るなら、肩書だけでなく次を確認した方が大切です。

確認項目 見る理由
登録書類 現在の登録内容と車両が一致するか
車体・エンジン番号 説明されている年式・仕様との整合性を見る
フレーム 修復・溶接・腐食・曲がりを確認する
エンジン 始動性、異音、圧縮、オイル漏れを確認する
燃料系 タンクサビやキャブレター状態を確認する
電装系 社外配線や継ぎ足し、発電状態を確認する
純正部品 オリジナル度と将来の復元性に影響する
購入後の整備先 故障時に継続して診てもらえるか

履歴が明確で整備された逆輸入車の方が、素性が曖昧な「国内物」より安心して乗れることもあります。

肩書だけで何百万円もの差を判断しない方がいいですよ。

CB400Fは不人気だった?当時と現在の評価

今の旧車市場を見ると、CB400FOURを「不人気車」と呼ぶのはかなり違和感があります。

しかし検索すると「CB400F 不人気」「当時 売れなかった」といった話を見かけることがあります。

ここは一次資料で確認できることと、後年の評価を分けて考えましょう。

Hondaはロングツーリング車として発売した

1974年のHonda公式リリースでは、CB400FOURを「4気筒エンジンに6速ミッションを装備したロングツーリング車」と紹介しています。

また、4-into-1集合排気、低いハンドル、細身のタンク、後退したステップなど、当時としてはかなりスポーティな構成です。

現在見るとカフェレーサー的な雰囲気がありますが、Honda自身の当時資料は「カフェレーサー」という一言だけでこの車両を説明しているわけではありません。

「不人気だった」と断言できる公式販売データは慎重に扱う

当時の市場でどの程度人気だったかを語る記事は多いですが、Hondaのニュースリリースから確認できるのは、生産計画など限定的な情報です。

1974年408ccは輸出込みで月産5,000台。

1976年398ccはI/II合わせて国内月産1,000台の計画でした。

これだけで「全然売れなかった」「大ヒットだった」と現在から単純に断定するのは難しいです。

当時の400ccクラスには2ストローク車を含む個性の強いライバルもあり、細身で高回転型のCB400FOURは好みが分かれた可能性があります。

今の価格は「昔不人気だったから」だけでは説明できない

現在CB400FOURが高く評価される背景には、複数の要因があります。

  • 1970年代Hondaを象徴するデザイン
  • 空冷直列4気筒
  • 4-into-1集合排気
  • 398ccという日本独自の成り立ち
  • 純正度の高い個体の減少
  • カスタム文化と旧車人気
  • 国内外からの需要

「昔は不人気だったから今は希少」という一つの理由だけではなく、歴史、デザイン、現存状態、需要が組み合わさって現在の価値になっていると考える方が自然です。

旧車価格が上がる仕組みを別車種でも見たい人は、Z400FXが高い理由を解説した記事も参考になると思います。

CB400Four NC36は復刻版?元祖との違い

CB400Four NC36と元祖ヨンフォアの違い

1997年CB400 FOUR NC36は「ヨンフォア復刻版」と紹介されることがあります。

雰囲気としてそう呼びたくなる気持ちは分かりますが、Honda公式の開発資料を見ると少し違います。

NC36の公式モチーフはCB750FOUR

HondaはNC36のスタイリングについて、原点を1968年東京モーターショーで発表されたドリームCB750FOURに求めたと説明しています。

4本のエキゾーストパイプ、左右2本ずつに広がる4本マフラーなど、直4ネイキッドの原点を意識したデザインです。

元祖CB400FOURの最大の特徴の一つである4-into-1集合マフラーとは、むしろ逆方向ですよね。

ですからNC36は、

1974年CB400FOURをそのまま復刻したモデルではなく、CB750FOURを含む往年のHonda直4らしさを1990年代の技術で表現したモデル

と考える方が正確です。

空冷と水冷でエンジンがまったく違う

元祖ヨンフォアは空冷OHC直列4気筒。

NC36は水冷DOHC4バルブ直列4気筒です。

排気量は399cc。

エンジン型式はNC23Eで、CB400 SUPER FOUR系のエンジンをベースにしながら、吸排気や駆動系をNC36向けに変更しています。

Honda公式資料では、吸入管長、バルブタイミング、エアファンネル、排気系などを変更して低・中回転域のトルクを高めたことが説明されています。

出典:Honda公式「CB400 FOUR パワーユニット」

元祖とNC36を表で比較

項目 元祖CB400FOUR 408 CB400 FOUR NC36
発売 1974年 1997年
排気量 408cc 399cc
エンジン 空冷OHC直列4気筒 水冷DOHC4バルブ直列4気筒
最高出力 37PS/8,500rpm 53PS/10,000rpm
最大トルク 3.2kg-m/7,500rpm 4.1kg-m/7,500rpm
ミッション 6速 5速
排気系 4-into-1 4本出し
車両重量 185kg 210kg
ABS なし なし
性格 細身・スポーティ 重厚・低中速重視

数値だけ見てもNC36は元祖よりかなり大柄です。

同じ「ヨンフォア」という呼び方でも、乗ったときの重量感やエンジン特性まで同じではありません。

CB400Four NC36のスペックとCB400SFとの違い

NC36はCB400SFと同じNC23E系エンジンを使っています。

そのため「中身はCB400SFと同じで、外装だけクラシックにしたバイク」と思われることがあります。

でも実際は、かなり性格が変えられています。

NC36のHonda公式主要諸元

項目 CB400 FOUR NC36
型式 NC36
エンジン型式 NC23E
エンジン 水冷4サイクルDOHC4バルブ直列4気筒
排気量 399cc
最高出力 53PS/10,000rpm
最大トルク 4.1kg-m/7,500rpm
変速機 5速
車両重量 210kg
軸距 1,460mm
燃料タンク 15L
前タイヤ 110/80-18 58H
後タイヤ 140/70-17 66H
前ブレーキ 油圧式ダブルディスク
後ブレーキ 油圧式ディスク

特に注意したいのが前タイヤです。

NC36のHonda公式値は110/80-18です。

中古車情報や比較記事では110/70-18と誤記されていることがあるため、タイヤを購入するときは現車とHonda公式諸元を確認してください。

出典:Honda公式「CB400 FOUR 主要諸元」

同時代CB400SF NC31との違い

1996年のCB400 SUPER FOURスタンダードと比較すると違いが見えやすくなります。

項目 CB400 FOUR NC36 CB400SF NC31スタンダード
排気量 399cc 399cc
エンジン型式 NC23E NC23E
最高出力 53PS/10,000rpm 53PS/11,000rpm
最大トルク 4.1kg-m/7,500rpm 3.7kg-m/10,000rpm
変速機 5速 6速
車両重量 210kg 193kg
軸距 1,460mm 1,455mm
前タイヤ 110/80-18 110/70-17
後タイヤ 140/70-17 140/70-17
燃料タンク 15L 18L

最高出力は同じ53PSですが、NC36は最大トルクを7,500rpmで発生します。

CB400SFスタンダードは10,000rpm。

NC36の方が低い回転域を厚くして、ゆったり走るときにも扱いやすい方向へ調整されていることが分かります。

さらにNC36は17kg重く、前18インチ。

Honda自身も、軽快さ一辺倒ではなく「ずっしりとした手応えのある大排気量車を彷彿させるハンドリング」を狙ったと説明しています。

つまり、NC36の重さは単なる欠点ではなく、商品コンセプトの一部でもあるんです。

NC36は5速だから遅い?

NC36は5速です。

6速のCB400SFに慣れていると、高速巡航で「もう1速あるのでは?」と感じるかもしれません。

ただし、ギアの段数だけで速い・遅いは決まりません。

NC36は低中速トルクを使いやすいようエンジンと駆動系を調整しており、頻繁にシフトしなくてもゆったり走れる性格です。

峠で高回転まで回して軽快に走りたいならCB400SF。

4本マフラーの音や車格を味わいながら流したいならNC36。

こう分けると選びやすいかなと思います。

CB400FにABSはある?年式で答えが違う

「CB400F ABS」で検索した人が一番注意したいのが、同じ名前による世代混同です。

1970年代のCB400FOURにABSはない

元祖CB400FOURにはABSはありません。

408ccモデルは前輪油圧式ディスク、後輪ドラムです。

当時としては前輪ディスクブレーキ自体が重要な安全装備でした。

現在乗るならABSがないこと以上に、50年近く経過したブレーキホース、キャリパー、マスター、タイヤなどが正しく整備されているかが重要です。

1997年NC36にもABSはない

NC36は前ダブルディスク、後ディスクですが、ABSはありません。

現代のABS車から乗り換える場合、濡れた路面や急制動ではライダー自身のブレーキ操作がより重要になります。

ABSそのものの仕組みや、ABSなしのバイクとの違いを整理したい人は、二輪車のブレーキとABS・CBSを解説した記事も参考にしてください。

2013年CB400F NC47にはABS仕様がある

ABS付きCB400FとしてHonda公式に存在するのが、2013年のNC47です。

通常仕様とCB400F<ABS>が設定されていました。

ただしこれは元祖ヨンフォアのABS版ではありません。

水冷直列2気筒、PGM-FI、6速のまったく別の車両です。

モデル 気筒数 ABS 見分け方
1970年代CB400FOUR 空冷4気筒 なし 細身・4-into-1集合管
1997年CB400 FOUR NC36 水冷4気筒 なし 丸目・4本出しマフラー
2013年CB400F NC47 水冷2気筒 仕様設定あり 現代的外装・PGM-FI
ソウリン
「ヨンフォアの見た目で純正ABS付きが欲しい」という探し方をすると、該当車はありません。ABS付きCB400Fは2013年NC47の2気筒モデルと覚えておくと混乱しません。

2026年の新型CB400はどう違う?新車情報を更新

2026年に状況が大きく変わりました。

2026年3月の時点では、CB400 SUPER FOUR E-Clutch Conceptはまだコンセプトモデルでした。

しかし、その後Hondaは2026年7月10日に市販モデルを正式発表。

CB400 SUPER FOUR E-Clutchは2026年8月21日にHonda Dreamから発売されました。

2026年10月現在、すでに「発売未定のコンセプト」ではありません。

新型CB400 SUPER FOUR E-Clutchの主なスペック

項目 2026年CB400 SUPER FOUR E-Clutch
型式 8BL-NC70
エンジン 水冷DOHC4バルブ直列4気筒
排気量 399cc
最高出力 58PS/11,500rpm
最大トルク 3.9kgf・m/9,750rpm
変速機 6速
車両重量 187kg
シート高 780mm
燃料タンク 15L
主な装備 Honda E-Clutch・TBW・5インチTFT・Honda RoadSync
メーカー希望小売価格 998,800円(税込)
発売日 2026年8月21日

出典:Honda公式「CB400 SUPER FOUR E-Clutchを発売」

新型はCB400Fの復刻ではない

新型の正式名称はCB400 SUPER FOUR E-Clutchです。

「CB400F」や「CB400 FOUR」という名称で発売されたわけではありません。

系譜としてHondaが明確に示しているのは、1992年から続くCB400 SUPER FOURです。

そのため、「2026年にヨンフォアがそのまま復刻した」と表現するのは正確ではありません。

ただし1974年CB400FOURを意識した部分はある

面白いのは排気系です。

Hondaは新型NC70について、1974年CB400FOURを彷彿とさせる美しい曲線の4-2-1エキゾーストパイプを採用したと公式に説明しています。

つまり車名と基本系譜はSUPER FOURですが、デザインや排気系には元祖CB400FOURへの明確なリスペクトが入っています。

元祖ヨンフォアに憧れているけれど、

  • 新車保証が欲しい
  • 電子制御も欲しい
  • 旧車整備に不安がある
  • 日常的に通勤やツーリングで使いたい

という人にとって、2026年NC70はかなり現実的な比較候補になりました。

Honda E-ClutchはATではない

新型に採用されたHonda E-Clutchは、発進・変速・停止時のクラッチ操作を電子制御する技術です。

クラッチレバーを握らなくても発進や変速ができますが、ライダーが自分でクラッチレバーを操作することもできます。

スクーターのような無段変速や、完全なオートマチックとは違います。

マニュアルトランスミッションの操作感を残しつつ、クラッチ操作の負担を減らした仕組みです。

旧車と最新型は価格だけで比べない

旧CB400FOURと最新NC70を比べると、「新車の方が安い」というケースすらあります。

ただ、これは優劣ではありません。

1970年代の機械そのものを所有する価値と、2026年の新車を日常的に使う価値は別です。

選択肢 向いている人 主な注意点
1970年代CB400FOUR 歴史・空冷音・造形を最優先 価格・整備・部品・保管
NC36 4本マフラーと平成旧車の雰囲気 専用外装・水冷系・経年劣化
NC47 中古で扱いやすい2気筒CB400F 元祖ヨンフォアとは別物
2026年NC70 新車4気筒・電子制御・日常性 旧車そのものの味とは違う

最新CB400についてさらに詳しく知りたい人は、CB400SFの新車・新型動向を整理した記事も参考にしてください。

空冷CB400FとNC36はどちらが維持しやすい?

CB400FとCB400Fourの維持しやすさの違い

ここからは実際に所有する目線です。

空冷CB400FOURとNC36は、同じ「古い4気筒」でも維持の難しさが違います。

空冷CB400Fは旧車そのものを楽しめる人向け

空冷CB400FOURの魅力は、現代車にはない機械感です。

空冷フィン、キャブレター、集合排気、キック始動、細身の車体。

エンジンをかける前から眺めて楽しめるバイクだと思います。

ただし年式を考えると、購入後に確認したい部分はかなり多いです。

  • キャブレター
  • 燃料タンク内部
  • 燃料コック・ホース
  • 点火系
  • 充電系
  • ハーネス・カプラー
  • エンジンオイル漏れ
  • カムチェーンやバルブ周辺
  • ブレーキ
  • フォーク
  • ホイールベアリング
  • スイングアーム周辺

故障してから「近所の量販店で全部直してもらおう」と考えるより、購入前からCB400FOURを扱えるショップを探しておいた方が安心です。

NC36は新しいが、もう十分旧車

NC36は1997年発売です。

空冷CB400FOURよりははるかに新しく、水冷、フルトランジスタ点火、前後ディスクなど構成も現代寄りです。

それでも2026年現在では約30年前のキャブレター車。

「水冷だから現代車と同じ感覚で乗れる」と考えるのは少し危険です。

ゴム部品、ホース、配線、カプラー、キャブレター、サスペンションなどは年数相応に確認したいところです。

NC36は専用品を壊さないことも大切

NC36を選ぶなら、エンジンだけでなく専用部品の状態を見てください。

特に象徴的な4本出しマフラー。

下側の腐食、へこみ、転倒傷、補修跡がないかを確認したいです。

タンク、サイドカバー、メッキフェンダー、シート、エンブレムなども、新品がいつでも簡単に手に入ると考えない方がいいでしょう。

部品供給は時期によって変わるため、「○○は絶対廃番」とネット情報だけで決めず、車体番号を伝えてHonda正規店や専門店へ最新状況を確認してください。

冷却系と充電系も現車で確認する

NC36は水冷です。

そのため、空冷CB400FOURにはない冷却系統があります。

購入時には、

  • ラジエーターの損傷
  • 冷却水の量・汚れ
  • ホースからのにじみ
  • 電動ファンの作動
  • ポンプ周辺の漏れや異音

を確認すると安心です。

充電系では、バッテリーの状態だけでなく、アイドリング時と回転を上げた状態の電圧、カプラーの焼けなども確認材料になります。

キャブ車全般の扱いについては、キャブ車がやめたほうがいいと言われる理由をまとめた記事も参考になります。

CB400SFとNC36はどちらを選ぶ?

NC36を探していると、同じ水冷4気筒のCB400SFも候補に入ってきます。

どちらも魅力がありますが、求めているものが違います。

走りの軽快さならCB400SF

同時代のCB400SFはNC36より軽く、6速、前後17インチです。

ワインディングで軽快に切り返したい人や、高回転までエンジンを使いたい人にはCB400SFの方が自然です。

タイヤ選びや走行性能を優先するなら、こちらの方が分かりやすいですね。

クラシックな存在感ならNC36

NC36の価値は最高速だけではありません。

4本のマフラー、18インチのフロント、メッキフェンダー、丸みのあるタンク。

停めて眺めたときの存在感があります。

Hondaも「見て感じ、聞いて感じ、乗って感じ、磨いて感じ」という方向で開発したモデルです。

スペック表だけでは分からない部分が商品の中心にあります。

押し引きはNC36の210kgを確認しておく

NC36の車両重量は210kgです。

同時代のCB400SFスタンダードは193kg。

17kgの差があります。

走り出せば気にならなくても、傾斜した駐車場や狭い場所でバックするときには違いが出ます。

中古車店ではまたがるだけでなく、可能なら押し引きも試してください。

ソウリン
走りの万能性ならCB400SF、4本マフラーと重厚なクラシック感ならNC36。同じエンジン型式だけを見て選ばない方がいいですよ。

CB400F・CB400Four中古車の選び方

CB400FとCB400Four中古車の選び方

CB400FとCB400Fourは、中古車価格だけを横並びにしても判断できません。

特に空冷CB400FOURは、同じ398ccでも状態と履歴によって中身がまったく違います。

空冷CB400Fは書類から見る

旧車を見に行くと、最初に外装のきれいさへ目がいきます。

でも空冷CB400FOURは、先に書類を見てもいいくらいです。

確認したいのは、

  • 初度登録
  • 型式
  • 総排気量
  • 車体番号
  • エンジン番号
  • 過去の整備記録
  • 排気量変更・エンジン載せ替えの説明

です。

398として販売されているなら、なぜ398と判断しているのか。

国内物として高額なら、その根拠は何か。

この説明を販売店に聞いてください。

必ず冷間始動を見たい

販売店へ行った時点ですでにエンジンが温まっていると、冷間時の始動性が分かりません。

可能なら事前に「エンジンを冷えた状態から見たい」と伝えておくといいです。

確認したいのは、

  • セル・キックでの始動
  • チョーク使用時の反応
  • 始動後のアイドリング
  • 異常な白煙・黒煙
  • 暖機後の再始動
  • 異常な金属音

などです。

古い空冷4気筒なので完全な無音を求める必要はありません。

ただし、販売店が説明できない大きな異音があるなら慎重になった方がいいでしょう。

燃料タンクの中を見る

外側がピカピカでも、タンク内部にサビがあることがあります。

サビがキャブレターへ流れれば、詰まりやオーバーフローなどの原因になります。

コーティング処理されている場合は、施工時期や状態も確認したいですね。

フレーム修復跡を見る

ネック周辺、ステアリングストッパー、スイングアーム周辺、フレーム下部などを確認します。

古いバイクなので転倒歴があること自体だけで即NGとは言えません。

問題は、どこをどのように直しているか分からないことです。

大きな溶接跡や不自然な塗装があれば説明を求めてください。

走行距離を絶対視しない

数十年前の旧車では、メーター表示だけで実走行距離を判断しにくい車両があります。

メーター交換や修理歴がある可能性もあります。

低走行表示でも長期放置されていれば、ゴム、シール、燃料系などが傷んでいることがあります。

反対に距離が多くても、継続して整備されてきた車両の方が状態が良い場合もあります。

NC36は4本マフラーを下から見る

NC36では4本出しマフラーが価値の大きな部分です。

横から見てきれいでも、底側に腐食や補修跡があることがあります。

可能なら車体下から確認するか、販売店へ下側の写真をお願いしてみてください。

購入価格ではなく納車後総額で比較する

安い旧車を買っても、すぐに

  • タイヤ
  • バッテリー
  • チェーン・スプロケット
  • ブレーキ
  • フロントフォーク
  • キャブレター
  • 電装

を整備すれば、大きな費用になります。

「納車整備込み」という言葉だけでは内容が分かりません。

見積書で確認したい内容

  • タイヤの製造年と交換予定
  • バッテリーの年式
  • キャブレター清掃・同調の有無
  • ブレーキ整備内容
  • フォーク・リアサスの状態
  • チェーン・スプロケット状態
  • 充電電圧の点検結果
  • 冷却水交換の有無(NC36)
  • 保証期間と保証対象
  • 遠方で故障した場合の対応

CB400Fの中古相場はどう見る?

空冷CB400FOURは高額な中古車が珍しくありません。

ただし、相場は固定ではありません。

国内外の需要、為替、旧車人気、販売店、オリジナル度、整備内容で動きます。

そのため「398なら○○万円が正解」という数字だけを覚えない方がいいです。

高い車両が必ず良いとは限らない

数百万円で販売される車両でも、外装がきれいだから機関まで完璧とは限りません。

逆に小傷や退色があっても、フレーム、エンジン、書類、整備履歴がしっかりしているなら、乗る目的では魅力的な車両かもしれません。

「見た目」「素性」「機関」を分けて評価すると判断しやすいです。

純正度をどこまで求めるか決める

完全ノーマルを目指すのか、当時風カスタムを楽しみたいのかでも予算は変わります。

純正マフラー、純正外装、メーター、ウインカーなど、あとから揃えると高額になりやすい部品があります。

ノーマルへ戻したい人ほど、購入時に純正部品の有無を確認しておいた方がいいです。

旧車の価値は売却時の評価も店によって変わる

旧車は一般的な年式・走行距離だけで評価しにくいため、査定する側の知識でも評価が変わる可能性があります。

購入資金を作るために現在のバイクを売る場合も、最初から1社だけで決めず条件を比較する方法があります。

【ヨンフォアへの乗り換え予算を整理したい方へ】

空冷CB400FOURは車両価格だけでなく、納車整備、保管、購入後の修理費まで余裕を見たいバイクです。

すでに別のバイクを所有しているなら、今の愛車を手放した場合の金額を把握すると予算を組みやすくなります。

カチエックスは、車両情報と写真をもとに複数の買取店から提示された条件を比較するサービスです。

すぐ売却する必要はないため、「旧車購入の頭金としてどの程度見込めるか」を確認する使い方もできます。

傷、サビ、不具合、カスタム、純正部品の有無は正確に申告し、提示条件を確認してから判断してください。

絶版CB400で遠出するなら故障時の備えも考える

整備された旧車でも、パンクや電装トラブルなどが絶対に起こらないわけではありません。

特に空冷CB400FOURの場合、遠方で止まったときに最寄りの店ならどこでもすぐ修理できるとは限りません。

普段整備を依頼している旧車専門店へ運びたい場合、搬送距離も重要になります。

まず任意保険のロードサービスを確認

追加サービスへ入る前に、現在の任意保険を確認してください。

  • 無料搬送距離
  • 希望する販売店まで運べるか
  • 深夜・休日対応
  • パンク・バッテリー上がりの条件
  • 帰宅費用等の補償

が十分なら、追加加入が不要な場合もあります。

ZuttoRideはプランごとの搬送距離を確認

ZuttoRide Clubには搬送距離が異なる複数プランがあります。

距離無制限のプランもありますが、すべてのプランが無制限というわけではありません。

現在加入している保険と比較して、旧車専門店までの搬送距離が不足する場合に検討すると自然です。

【絶版車で遠出する人はロードサービス条件を確認】

旧車で遠方へツーリングする機会があるなら、故障してから搬送条件を調べるより、事前に自分の補償内容を確認しておくと安心です。

結局どのCB400を選べばいい?目的別に整理

ここまで読んでも、「どれも魅力があって選べない」と感じるかもしれません。

それならスペックより、何を楽しみたいかで決めるのが分かりやすいです。

元祖の歴史と機械感を味わいたいなら空冷CB400FOUR

4-into-1、空冷4気筒、細身の車体、その時代そのものに価値を感じるなら元祖です。

速さや便利さではなく、「1970年代のHondaを所有すること」が目的の人に向いています。

その代わり、購入価格だけでなく整備先、保管場所、部品、維持費まで準備してください。

普通二輪免許で元祖に乗りたいなら398cc

普通自動二輪免許で純正排気量の元祖ヨンフォアへ乗りたいなら398ccが候補です。

ただし「398だから絶対に価値が高い」と単純に考えず、車体の素性と状態を優先してください。

4本マフラーのクラシックCBを日常でも楽しみたいならNC36

NC36なら元祖より新しく、水冷4気筒の性能もあります。

4本出しの見た目と音に惹かれるならかなり個性的です。

ただしもう30年近く前の車両なので、気軽な現行中古車だとは考えない方がいいです。

ABS付き中古CB400Fが欲しいならNC47

「CB400Fという名前」「比較的新しい中古」「ABS」を重視するなら2013年NC47です。

ただし直列2気筒なので、4気筒のヨンフォアサウンドを求める人には違います。

新車4気筒と安心感なら2026年NC70

2026年現在、新車で400cc直列4気筒Hondaを選びたいなら、CB400 SUPER FOUR E-Clutchが現実的な選択肢になりました。

58PS、6速、E-Clutch、TBW、TFT、Honda RoadSync。

元祖とはまったく違う時代のバイクですが、Hondaが1974年CB400FOURを意識した排気管デザインを採用しているのも面白いところです。

走りの万能性を重視する中古ならCB400SF

旧型CB400SFも依然として有力です。

型式ごとにキャブ、PGM-FI、HYPER VTEC、ABSなど仕様が違うので、購入前に年式を確認してください。

CB400FとCB400Fourの違いに関するよくある質問

Q1. CB400FとCB400Fourの違いを簡単に教えてください
A. 「CB400F」という呼び方は年代によって指す車両が異なります。1970年代のドリームCB400FOURは空冷直列4気筒の元祖ヨンフォア、1997年CB400 FOUR NC36は水冷直列4気筒+4本出しマフラー、2013年CB400F NC47は水冷直列2気筒です。名前だけでなく年式と型式を確認するのが一番確実です。
Q2. 元祖ヨンフォアとはどのCB400ですか?
A. 一般に元祖ヨンフォアと呼ばれるのは、1974年に登場したドリームCB400FOURと、1976年に追加された398ccのCB400FOUR-I/IIです。空冷OHC直列4気筒と4-into-1集合排気が大きな特徴です。
Q3. CB400Fの408ccと398ccは何が違いますか?
A. 408ccはボア×ストローク51.0×50.0mmで37PS、398ccは51.0×48.8mmで36PSです。現在の免許区分では408ccは大型自動二輪免許が必要で、398ccは普通自動二輪免許以上で運転できます。398ccは1976年に国内向けとして追加されました。
Q4. 408ccは逆輸入車で398ccは国内車ですか?
A. 408ccがすべて逆輸入車というわけではありません。1974年の408cc CB400FOURは日本国内でも販売され、輸出も行われました。一方、1976年の398cc CB400FOUR-I/IIはHonda公式資料で「国内のみ」とされています。中古車では外装やエンジンが交換されている場合があるため、書類と刻印を確認してください。
Q5. 408ccと398ccはどうやって見分けますか?
A. 専門誌や適合資料では、408ccは車体側CB400F-系・エンジン側CB400FE-系、398ccは車体側CB400-系・エンジン側CB400E-系が識別の大きな手掛かりとされています。ただし旧車ではエンジン載せ替えや部品交換もあるため、番号だけでなく車検証、排気量、整備履歴まで合わせて確認してください。
Q6. CB400Four NC36は元祖ヨンフォアの復刻版ですか?
A. 元祖CB400FOURをそのまま復刻したモデルではありません。Honda公式ではNC36のスタイリングの原点をドリームCB750FOURに求めたと説明しています。元祖が4-into-1集合マフラーなのに対し、NC36はCB750FOURを思わせる4本出しマフラーを採用しています。
Q7. CB400Four NC36とCB400SFはエンジンが同じですか?
A. NC36はCB400SFで使われたNC23E系水冷DOHC直列4気筒をベースにしていますが、吸入管長、バルブタイミング、吸排気、駆動系などがNC36向けに変更されています。NC36は53PS/10,000rpm・4.1kg-m/7,500rpmの5速で、同時代CB400SFとは乗り味が異なります。
Q8. CB400FにABS付きモデルはありますか?
A. 1970年代の空冷CB400FOURと1997年CB400 FOUR NC36にはABSはありません。ABS仕様が設定された「CB400F」は2013年に発売されたNC47で、水冷DOHC直列2気筒の別モデルです。
Q9. 2013年のCB400Fはヨンフォアですか?
A. 一般に旧車ファンがヨンフォアと呼ぶ1970年代CB400FOURとは別物です。2013年CB400F NC47は399cc水冷直列2気筒、PGM-FI、6速の現代型ネイキッドで、ABS仕様も設定されました。
Q10. 2026年に新型CB400は発売されましたか?
A. はい。Hondaは2026年7月10日にCB400 SUPER FOUR E-Clutchを正式発表し、8月21日にHonda Dreamから発売しました。型式は8BL-NC70で、新設計399cc直列4気筒、58PS、6速、Honda E-Clutchを採用し、メーカー希望小売価格は998,800円です。
Q11. 2026年の新型CB400は元祖CB400Fの復刻版ですか?
A. 正式名称はCB400 SUPER FOUR E-Clutchで、系譜としてはCB400 SUPER FOURを受け継ぐモデルです。ただしHondaは排気系に1974年CB400FOURを彷彿とさせる4-2-1エキゾーストパイプを採用したと説明しており、元祖へのデザイン上のリスペクトは確認できます。
Q12. 初めて旧車を買うなら空冷CB400FとNC36のどちらが向いていますか?
A. 維持の現実性を重視するなら、年代が新しいNC36の方が入りやすいと考えられます。ただしNC36も約30年前のキャブレター車で、4本マフラーや専用外装、水冷系統などの状態確認が必要です。空冷CB400FOURは購入前に専門店、保管場所、整備予算まで準備できる人向けです。
Q13. 空冷CB400Fは普通二輪免許で乗れますか?
A. 398ccのCB400FOUR-I/IIは普通自動二輪免許以上で運転できます。純正408ccモデルは400ccを超えるため大型自動二輪免許が必要です。中古車では排気量変更やエンジン載せ替えの可能性があるため、車検証と実車の内容を確認してください。
Q14. CB400F中古は走行距離が少ない車両を選べば安心ですか?
A. 走行距離だけでは判断できません。古い車両ではメーター交換や長期保管もあり、低走行でも燃料系やゴム部品が劣化している場合があります。書類、整備履歴、冷間始動、フレーム、タンク、電装、ブレーキまで確認する方が重要です。
Q15. CB400FとCB400Fourは結局どれがおすすめですか?
A. 元祖の歴史と空冷4気筒を味わいたいなら1970年代CB400FOUR、4本マフラーとクラシック感を日常でも楽しみたいならNC36、ABS付きで比較的新しい中古車なら2013年NC47、新車の直列4気筒と電子制御を重視するなら2026年CB400 SUPER FOUR E-Clutchが候補です。価格よりも自分が何を楽しみたいかで選ぶと後悔しにくくなります。

CB400FとCB400Fourの違いまとめ

最後に整理します。

CB400FとCB400Fourで最もややこしいのは、名前が似ていることです。

でも、年代と型式で分ければ難しくありません。

まとめ

  • 1974年CB400FOUR:408cc空冷4気筒・6速・4-into-1。大型二輪免許が必要
  • 1976年CB400FOUR-I/II:398cc空冷4気筒。国内向けで普通二輪免許以上で運転可能
  • 1997年CB400 FOUR NC36:399cc水冷4気筒・5速・4本出しマフラー
  • NC36のデザイン:元祖CB400FOURの完全復刻ではなく、Honda公式ではCB750FOURを原点としている
  • 2013年CB400F NC47:399cc水冷2気筒・6速・PGM-FI・ABS仕様あり
  • 2026年CB400 SUPER FOUR E-Clutch NC70:399cc新設計直列4気筒・58PS・E-Clutch搭載で8月21日発売
モデル エンジン 変速機 排気系 ABS 向いている人
1970年代CB400FOUR 空冷OHC直4 6速 4-into-1 なし 歴史・空冷音・機械感を重視
1997 NC36 水冷DOHC直4 5速 4本出し なし クラシック感と4気筒を両立
2013 NC47 水冷DOHC直2 6速 集合式 仕様あり 扱いやすさとABSを重視
2026 NC70 水冷DOHC直4 6速 4-2-1 現代安全装備 新車4気筒と電子制御を重視

元祖CB400FOURを選ぶなら、車両を買えるかだけで決めないでください。

購入後に診てもらえる店があるか。

屋内保管できるか。

突然の修理へ対応できる予算があるか。

純正部品をどこまで求めるか。

このあたりまで考えて選ぶバイクです。

NC36なら、空冷ヨンフォアほど古くはありませんが、すでに十分な旧車です。

4本マフラー、専用外装、キャブレター、冷却系、充電系を確認してから購入してください。

ABSや新車保証、電子制御、部品供給を重視するなら、無理に旧車へ寄せず、2026年CB400 SUPER FOUR E-Clutchまで比較してみる価値があります。

最新型には元祖そのものの機械感はありません。

でも、Hondaが1974年CB400FOURを意識した排気管を最新の4気筒へ採用したというつながりもあります。

古いCBと新しいCB。

どちらが上ではなく、何を楽しみたいかの違いです。

ソウリン
私なら、元祖CB400FOURは「手間も含めて歴史を所有したい人」、NC36は「4本マフラーの平成旧車を楽しみたい人」、最新NC70は「毎日使える新車4気筒が欲しい人」と整理します。

高額な中古車ほど、契約前に冷間始動、車検証、車体・エンジン番号、フレーム、燃料系、整備記録、保証、部品供給まで確認してください。

少し面倒に感じるかもしれませんが、その確認をしておく方が、買ったあとに「この一台を選んでよかった」と思いやすいですよ。

【憧れの4気筒へ乗り換える前に】

購入候補が決まったら、車両価格だけでなく初期整備費まで含めて予算を考えましょう。

現在バイクを所有しているなら、手放した場合の金額を確認しておくと「旧車へ行くか、新型CB400を選ぶか」も数字で比較しやすくなります。

📚 Hondaのバイクを新旧まとめて比較

HondaにはCB400FOUR以外にも、歴史的な空冷モデル、CB400SF、CB750F、スーパースポーツ、ツアラー、原付、最新モデルまで多くの選択肢があります。

排気量や年代を横断して比較したい人は、双輪Logのホンダバイク全車種図鑑も参考にしてください。

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管理人:ソウリン

バイク歴10年以上の管理人が、初心者でも安心できるバイクライフを応援中。ツーリング・装備レビュー・モデル比較など発信しています。

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