こんにちは。双輪Log 運営者のソウリンです。
CB400FとCB400Fourの違いを調べていると、似たような名前のバイクが次々に出てきて、余計に混乱してしまいますよね。
1970年代の空冷CB400F、408ccと398cc、1997年に登場したCB400Four NC36、CB400SF、さらに2013年型の水冷2気筒CB400Fまで存在します。
名前だけを追いかけていると、「どれが元祖ヨンフォアなの?」「CB400Fourは復刻版なの?」「普通二輪免許で乗れるのはどれ?」「CB400FにABS付きはある?」と、疑問がどんどん増えてしまうんです。
しかも中古車選びでは、単に年式や走行距離を見るだけでは足りません。
空冷CB400Fでは408と398の登録内容、国内仕様と国外仕様、フレーム番号やエンジン番号の整合性が重要です。CB400Four NC36では4本出しマフラーの状態、充電系、冷却系、廃番部品の入手性まで確認する必要があります。
ここ、初めて旧車を探す人にはかなり難しいところですよね。
そこでこの記事では、CB400FとCB400Fourを名前だけで比較するのではなく、歴史、型式、エンジン、免許区分、装備、維持しやすさ、中古車選びまで順番に整理します。
CB400F 408と398の違いはもちろん、CB400Fの国内仕様と国外仕様の違い、CB400Four復刻版と呼ばれるNC36の立ち位置、CB400FのABS、新車に関する最新動向も解説します。
読み終わるころには、「自分が欲しいのは元祖ヨンフォアなのか、平成ヨンフォアなのか、それとも実用性を重視した別のCBなのか」が、かなり見えやすくなるはずです。
高額な旧車は、勢いだけで買うと購入後の整備費や部品探しで苦労します。一方で、違いを理解してから選べば、手間も含めて楽しめる特別な相棒になりますよ。
ポイント
- 元祖CB400FとCB400Four NC36の決定的な違い
- CB400F 408と398の型式・免許区分・見分け方
- CB400Fの国内仕様と国外仕様、ABS車の整理
- 中古車購入時の確認項目と自分に合うモデルの選び方
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CB400FとCB400Fourの違い概要

まずは、CB400FとCB400Fourの違いを大きな視点から整理しておきましょう。
今回の比較で中心になるのは、1974年に登場した空冷4気筒のドリームCB400FOURと、1997年に登場した水冷4気筒のCB400 FOUR・NC36です。
名前は似ていますが、同じ車種の新旧モデルではありません。開発された年代、エンジンの冷却方式、マフラー、車重、乗り味、整備環境まで大きく異なります。
空冷CB400Fは、細身の車体と4-into-1集合マフラーを持つ1970年代のスポーツモデルです。一方のNC36は、CB400SF系の水冷エンジンをベースに、4本出しマフラーと懐古的なデザインを組み合わせたネイキッドです。
まずは「同じ名前に見えるけれど、別の目的で作られた別車種」と覚えておくと、このあとの型式やスペックも理解しやすくなりますよ。
ヨンフォアとの違いと呼び名の整理
ヨンフォアは、一般に400ccクラスの4気筒モデルを表す愛称として使われています。
ただし、すべての400cc・4気筒車を一律にヨンフォアと呼ぶわけではありません。旧車の話題で単にヨンフォアと言った場合、1970年代のドリームCB400FOURを指すのが一般的です。
この元祖ヨンフォアには、408ccと398ccがあります。車名表記はCB400FOURですが、検索や中古車市場ではCB400F、ヨンフォア、空冷ヨンフォアなど、複数の呼び方が混在しています。
一方、1997年型のCB400 FOURは型式NC36です。こちらも直列4気筒ですが、エンジンは水冷DOHC4バルブ。4本の排気管と4本のマフラーを持つ姿から、平成ヨンフォア、水冷ヨンフォアなどと呼ばれます。
さらに注意したいのが、2013年に発売されたCB400Fです。
2013年型CB400Fは型式NC47で、水冷DOHC直列2気筒エンジンを搭載した現代的なネイキッドです。名前はCB400Fですが、1970年代の空冷ヨンフォアとも、NC36のCB400 FOURとも直接の後継関係ではありません。
つまり、検索結果でCB400Fという文字を見つけても、写真や型式を確認しないと、どのモデルを指しているのか判断できないということです。
ヨンフォアと呼ばれる代表的なモデル
| 通称・呼ばれ方 | 正式名称 | 主な年代 | 型式・識別 | エンジン | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 元祖ヨンフォア | ドリーム CB400FOUR | 1974年~ | 408cc・398cc | 空冷SOHC直列4気筒 | 細身の車体と4-into-1集合マフラー |
| 平成ヨンフォア | CB400 FOUR | 1997年~ | NC36 | 水冷DOHC直列4気筒 | 大柄な車体と4本出しマフラー |
| 2013年型CB400F | CB400F | 2013年~ | NC47 | 水冷DOHC直列2気筒 | PGM-FIとABS仕様を設定した現代型 |
| CB400SF | CB400 SUPER FOUR | 1992年~2022年 | NC31・NC39・NC42など | 水冷DOHC直列4気筒 | 運動性能と日常性を両立した定番モデル |
このように並べると、CB400FとCB400Fourが単なる表記違いではないことがわかります。
空冷CB400Fは当時の機械感や集合管の造形を楽しむヴィンテージモデル。NC36はクラシックな雰囲気を持ちながら、水冷エンジンの滑らかさと扱いやすさを備えたネオクラシックです。
2013年型CB400Fは、さらに時代が進んだ2気筒の実用型ネイキッドです。ABS付きCB400Fを検索して見つかるのは、主にこのNC47だと考えると整理しやすいですよ。

CB400Fは不人気?当時の評価は?
今の中古市場を見ると、空冷CB400Fはとても不人気車には見えません。
状態の良い車両には高い価格が付けられ、国内398ccやオリジナル度の高い個体は特別視されています。それにもかかわらず、「CB400Fは発売当時不人気だった」という話をよく見かけます。
ここは、少し慎重に捉えた方がいい部分です。
1974年のHonda公式発表では、CB400FOURは4気筒エンジンと6速ミッションを備えたロングツーリング車として紹介されています。また、市街地からロングクルージングまで安定した性能を発揮するモデルと説明されていました。
低いハンドル、細身のタンク、適切に後退したステップ、4-into-1マフラーによってレーシーな姿に仕上げられており、現在の感覚ではカフェレーサー的なモデルに見えます。ただし、メーカーが当時から「カフェレーサー」という言葉だけで売り出していたわけではありません。
出典:Honda公式「新発売 ホンダドリームCB400FOUR」
不人気と断定できる販売データは見当たらない
CB400Fが不人気だったという評価は、当時の市場環境や、現在の熱狂的な人気との落差から語られることが多いです。
Hondaの公式発表では、1974年型の生産計画は輸出を含めて月産5,000台とされていました。その後、1976年には限定二輪免許で乗れる398ccのCB400FOUR-IとIIが追加されています。
これらの情報から、メーカーが市場への対応を続けていたことは確認できます。一方で、販売台数の詳細や競合車との販売順位まで示す一次資料がなければ、「全国的にまったく売れなかった」とまでは断定できません。
当時の400ccクラスには、2ストロークのGT380やKH400をはじめ、力強い加速や大柄な外観を持つモデルも存在しました。
CB400Fは細身で高回転型の4気筒です。低回転から強烈に飛び出す2ストローク車とは、速さの感じ方が違います。そのため、直線加速や迫力を重視する層には、やや控えめに映った可能性があります。
また、低いハンドルとスポーティーなポジションは、アップライトな姿勢を好む人には合わなかったかもしれません。
現在の価値は不人気だったからだけではない
現在の高い評価を、単純に「昔は不人気で台数が少なかったから」と説明するのも少し乱暴です。
価値を支えているのは、集合管の造形、空冷4気筒の音、1970年代らしい細身の車体、免許制度によって生まれた398ccの特殊性、国内外からの需要、状態の良い純正車が減っていることなど、複数の要因です。
改造された車両が多く、純正外装や純正部品を保った個体が少ないことも影響します。
つまり、CB400F 不人気という言葉だけで歴史を理解するよりも、「当時の好みと現在の評価軸が違う」「残っている良質な個体に価値が集まっている」と考える方が自然です。

旧車価格が形成される仕組みを別の車種でも確認したい人は、カワサキZ400FXはなぜこんなに高い?旧車ブームと希少価値の背景を解説も参考にしてください。
CB400Fの型式と年式ごとの特徴

空冷CB400Fを購入候補として見る場合、最初に理解したいのが408ccと398ccの違いです。
外観がよく似ているため、写真だけでは判別しにくいのですが、排気量、免許区分、フレーム番号、エンジン番号、エンジン内部の寸法に違いがあります。
中古車には外装交換、エンジン載せ替え、再塗装、ボアアップなどが行われた個体もあります。色や装備だけで判断せず、必ず書類と刻印をセットで確認することが大切です。
408cc時代のCB400F
1974年に発表された初期のドリームCB400FOURは、総排気量408ccです。
エンジンは空冷4ストロークOHC直列4気筒。内径×行程は51.0×50.0mm、最高出力37PS/8,500rpm、最大トルク3.2kg-m/7,500rpmでした。
6速ミッション、前輪油圧ディスクブレーキ、セルとキックの併用始動、4本の排気管を1本のマフラーへまとめる集合排気システムを採用しています。
| 項目 | 初期408ccモデル |
|---|---|
| 総排気量 | 408cc |
| 内径×行程 | 51.0×50.0mm |
| 最高出力 | 37PS/8,500rpm |
| 最大トルク | 3.2kg-m/7,500rpm |
| 変速機 | 6速リターン |
| 公表車両重量 | 185kg |
| フレーム番号の識別例 | CB400F-から始まる |
| エンジン番号の識別例 | CB400FE-から始まる |
408ccは398ccよりストロークが1.2mm長く、数値上はわずかな違いに見えます。しかし排気量区分では400ccを超えるため、現在の日本で運転するには大型自動二輪免許が必要です。
初期408ccモデルのカラーとして知られるバーニッシュブルーは、見分け方の手がかりになります。
ただし、50年以上が経過した車両では外装交換や再塗装が珍しくありません。青い外装だから必ず408cc、黄色い外装だから必ず398ccとは判断しないでください。
398cc時代のCB400F
1976年、HondaはCB400FOUR-IとCB400FOUR-IIを発売しました。
こちらは当時の限定二輪免許、いわゆる400cc以下の区分で運転できるように、排気量を398ccへ変更したモデルです。
内径は51.0mmのまま、行程を50.0mmから48.8mmへ短縮。最高出力は36PS/8,500rpm、最大トルクは3.1kg-m/7,500rpmと発表されています。
I型は幅705mm、高さ約40mmのセミフラットハンドル。II型は幅780mm、高さ約111mmのスタンダードハンドルを採用しました。
I型はスポーツ走行を意識した低めの姿勢、II型は市街地での取り回しやロングツーリングを意識したアップライトな姿勢です。
出典:Honda公式「ホンダ ドリーム CB400FOUR-I/II」
| 項目 | 408cc | 398cc |
|---|---|---|
| 排気量 | 408cc | 398cc |
| 内径×行程 | 51.0×50.0mm | 51.0×48.8mm |
| 最高出力 | 37PS/8,500rpm | 36PS/8,500rpm |
| 最大トルク | 3.2kg-m/7,500rpm | 3.1kg-m/7,500rpm |
| 必要な免許 | 大型自動二輪免許 | 普通自動二輪免許 |
| 代表的なフレーム番号 | CB400F- | CB400- |
| 代表的なエンジン番号 | CB400FE- | CB400E- |
408ccから398ccへの変更は、単にシリンダーやピストンだけを交換したものではありません。
行程を変えるにはクランクシャフトやコンロッドを含む腰下側の構成が関係します。そのため、408ccのエンジンを正規に398cc相当へ変更したという車両では、どの部品を使用し、どのような登録手続きを行ったのかを確認する必要があります。
旧車では、フレームとエンジンの組み合わせが出荷時と異なることもあります。載せ替え自体が直ちに悪いわけではありませんが、購入者に内容が正しく説明され、車検証や登録内容と矛盾していないことが重要です。

CB400F 408と398の違いと免許区分
CB400F 408と398の違いで、最も実用的な影響が大きいのは免許区分です。
現在の区分では、総排気量400cc以下の二輪車は普通自動二輪免許、400ccを超える二輪車は大型自動二輪免許が必要です。
そのため、排気量408ccの初期CB400Fは大型自動二輪免許、398ccのCB400FOUR-I/IIは普通自動二輪免許で運転できます。
わずか10ccの差ですが、免許制度上は明確に区分が変わります。
車検証の0.39Lと0.40Lだけで決めつけない
車検証の総排気量はリットル単位で表示されるため、398ccは一般に0.39L、408ccは0.40Lと記載されます。
ただし、中古旧車ではエンジン載せ替えや排気量変更が行われている可能性があります。
車検証が0.39Lだから必ず398ccの純正エンジン、0.40Lだから必ず初期408ccのままとは限りません。
確認したいのは、次の4点です。
408・398を確認する4項目
- 車検証に記録された型式と総排気量
- フレームに打刻された車体番号
- エンジンケースに打刻されたエンジン番号
- 載せ替えや構造変更、職権打刻などの履歴
408と398の見分け方
| 確認項目 | 408ccモデル | 398ccモデル | 注意点 |
|---|---|---|---|
| フレーム番号 | CB400F-から始まる | CB400-から始まる | 再打刻や修復歴も確認する |
| エンジン番号 | CB400FE-から始まる | CB400E-から始まる | エンジン載せ替え車も存在する |
| 排気量 | 408cc | 398cc | 内部変更車は書類だけで判断しない |
| 必要免許 | 大型自動二輪免許 | 普通自動二輪免許 | 免許条件を必ず満たす |
| 行程 | 50.0mm | 48.8mm | 外観から直接確認できない |
| タンデムステップ | スイングアーム側が識別材料 | 専用ホルダー側が識別材料 | 部品交換されている可能性がある |
| カラーの例 | バーニッシュブルー | パラキートイエロー | 外装交換・再塗装では判別不能 |
色やタンデムステップは、あくまで補助的な判断材料です。
旧車では、408ccフレームに398cc風の外装を装着した車両や、その逆もあります。純正と同じ色に再塗装されていることもあるため、見た目だけで価値を決めない方が安全です。
登録内容に少しでも疑問がある場合
販売店へ、車体番号、エンジン番号、車検証、整備履歴、改造申請の有無を確認してください。
法的な扱いは個々の車両の状態と登録履歴で変わります。販売店の口頭説明だけで判断せず、必要に応じて運輸支局や旧車に詳しい行政書士、専門店へ相談するのが安心です。
CB400Fの国内仕様と国外仕様の違い
CB400Fの国内仕様と国外仕様の違いも、中古車選びで迷いやすいポイントです。
まず押さえておきたいのは、408ccだから国外仕様、398ccだから国内仕様と単純には分けられないことです。
1974年の408ccモデルは日本国内でも販売され、生産計画には輸出分も含まれていました。つまり、408ccには国内販売車と海外向け車の両方が存在します。
一方、1976年に追加された398ccのCB400FOUR-I/IIは、Honda公式資料で国内のみの生産計画とされています。
この歴史から、国内398ccが特別視されるようになりました。ただし、「国内物」という言葉は販売店や所有者によって使い方が異なる場合があります。
逆輸入車はひとつの共通仕様ではない
国外仕様と呼ばれる車両には、北米、欧州、その他の地域へ輸出された車両を日本へ戻した逆輸入車が含まれます。
輸出先や年式によって、メーター表示、灯火類、ハンドル、リフレクター、カラー、ストライプ、保安部品などが異なる可能性があります。
そのため、「国外仕様はすべてこの部品」「逆車は必ずこの色」と一括りにするのは危険です。
部品が交換された50年前の車両では、現在の外観が出荷時の仕向地を正確に示しているとは限りません。
国内物か逆輸入車かより重要な確認項目
資産価値だけを見ると、国内398ccや履歴の明確な国内408ccが注目されやすい傾向はあります。
しかし、実際に乗るバイクとして考えるなら、国内外の肩書だけで選ばない方がいいです。
| 確認項目 | 見る理由 |
|---|---|
| 輸入・登録書類 | 国内登録までの経緯が追えるか確認する |
| 車体番号とエンジン番号 | 年式や説明内容との整合性を見る |
| フレーム修復歴 | 直進性や安全性、資産価値に影響する |
| エンジン整備歴 | 始動性、異音、圧縮、オイル消費を判断する |
| 電装系 | 配線の継ぎ足しや社外化の品質を確認する |
| 部品の純正度 | オリジナル性と修理のしやすさを判断する |
| 整備を任せられる店 | 購入後に維持できるかを左右する |
きちんと整備された国外仕様が、履歴の不明な国内仕様より安心して乗れることもあります。
逆に、国内物という肩書が付いていても、複数の車両から部品を組み合わせた個体や、登録内容に疑問が残る個体なら慎重になるべきです。

【ヨンフォアへの乗り換え予算を整理したい方へ】
空冷CB400Fや状態の良いNC36は、車両価格だけでなく、納車整備、消耗品交換、保管環境、購入後の修理費まで考える必要があります。
すでにバイクを所有しているなら、最初に現在の愛車のおおよその査定額を確認すると、無理のない予算を立てやすくなります。
カチエックスは、車両の写真と状態を登録し、複数の買取店から提示された金額を比較できるサービスです。査定結果を見たうえで売却するか判断できるため、いきなり店舗へ持ち込むことに抵抗がある人にも使いやすい選択肢です。
ただし、旧車や改造車は写真だけでは状態を判断しにくく、申告内容や引き渡し時の確認によって条件が変わる可能性があります。傷、サビ、不具合、改造箇所は正確に伝え、利用条件も事前に確認してください。
CB400Four 復刻版との違いと開発背景

1997年型のCB400 FOUR NC36は、空冷CB400Fの復刻版として紹介されることがあります。
しかし、厳密には元祖ヨンフォアをそのまま再現したモデルではありません。
空冷CB400Fが4本の排気管を1本のマフラーへまとめる4-into-1方式なのに対して、NC36は4本の排気管と4本のマフラーを組み合わせています。
元祖CB400Fの象徴が集合管なら、NC36の象徴は左右2本ずつ並ぶ重厚な4本出しマフラーです。この時点で、デザインの狙いが大きく異なることがわかります。
NC36はCB400SF系エンジンを専用化したモデル
NC36に搭載されたNC23E型エンジンは、CB400 SUPER FOURで実績のあった水冷DOHC直列4気筒をベースにしています。
ただし、そのまま載せただけではありません。
Hondaの公式資料では、吸入管長、バルブタイミング、エアファンネル、排気系、駆動系などを変更し、低・中回転域のトルクを高めたことが説明されています。
つまり、CB400SFとエンジン型式が同じでも、乗り味まで同じではないということです。
出典:Honda公式「CB400 FOUR パワーユニット」
デザインは元祖CB400FよりCB750Fourを連想しやすい
NC36の丸目ヘッドライト、大きな燃料タンク、メッキフェンダー、4本マフラーを見て、CB750Four系のクラシックなCBを思い浮かべる人は多いと思います。
元祖CB400Fの細身でレーシーな姿を忠実に再現したというより、往年のCBシリーズ全体が持つ存在感や音、磨く楽しさを、1990年代の技術で表現したモデルと捉える方が自然です。
HondaもNC36について、見る、聞く、乗る、磨くというモーターサイクルの魅力を楽しむモデルとして説明していました。
そのため、CB400Four復刻版との違いを一言で表すなら、元祖CB400Fの完全コピーではなく、往年のCBを現代的に再解釈したオマージュモデルです。

CB400Four NC36の基本スペック
CB400Four NC36は、1997年に発売された水冷DOHC4バルブ直列4気筒のキャブレター車です。
型式はNC36、エンジン型式はNC23E。総排気量399ccで、最高出力53PS/10,000rpm、最大トルク4.1kg-m/7,500rpmです。
旧本文で見かけることがある53PS/11,000rpmという数値は、NC36の公式値ではありません。11,000rpmは同時代のCB400SFスタンダードの最高出力発生回転数です。
NC36は最大トルクを7,500rpmで発生するため、同時代のCB400SFより低い回転域で力を使いやすい設定になっています。
NC36と同時代のCB400SFを比較
| 項目 | CB400Four NC36 | 同時代CB400SF NC31 |
|---|---|---|
| エンジン | 水冷DOHC4バルブ直列4気筒 | 水冷DOHC4バルブ直列4気筒 |
| エンジン型式 | NC23E | NC23E |
| 最高出力 | 53PS/10,000rpm | 53PS/11,000rpm |
| 最大トルク | 4.1kg-m/7,500rpm | 3.7kg-m/10,000rpm |
| 変速機 | 5速 | 6速 |
| 車両重量 | 210kg | 193kg |
| 軸距 | 1,460mm | 1,455mm |
| 前タイヤ | 110/70-18 | 110/70-17 |
| 後タイヤ | 140/70-17 | 140/70-17 |
| 燃料タンク | 15L | 18L |
この比較からわかるのは、NC36が単にCB400SFを大きくしたモデルではないことです。
軸距は同時代のNC31より5mm長いだけですが、車両重量は17kg重く、前輪は18インチです。4本マフラーや外装の存在感もあり、実際には数字以上に大柄に感じやすいでしょう。
最高出力は同じ53PSでも、NC36は低い回転数で最大トルクを発生します。頻繁に高回転まで引っ張らなくても走りやすく、街乗りや一定速度での巡航に向いた性格です。
5速ミッションのメリットと注意点
NC36は5速ミッションです。
CB400SFの6速に慣れている人は、高速道路で「もう1速ありそう」と感じるかもしれません。
一方で、低中速トルクを生かしてシフト操作を減らし、ゆったり走れるのはメリットです。
5速だから性能が低いということではなく、スポーツ走行よりも堂々とした走りや排気音を楽しむ方向へ味付けされた結果と考えるとわかりやすいです。
水冷なのに空冷風の冷却フィンを持つ
NC36のエンジンには、水冷エンジンでありながら空冷車を思わせるフィン状の造形があります。
冷却そのものはラジエーターと冷却水が担います。フィンは主に外観上のクラシック感を高めるためのデザイン要素です。
空冷CB400Fのフィンが冷却機能と造形を兼ねているのに対し、NC36は水冷の安定性を保ちながら、空冷らしい見た目を演出しています。
CB400FにABSはある?年式ごとの違い
CB400F ABSというキーワードで検索すると、情報が混ざりやすいので注意が必要です。
結論から言うと、1970年代の空冷CB400Fと1997年型CB400Four NC36にはABSはありません。
ABS仕様が設定されたCB400Fは、2013年に発売された型式NC47の水冷2気筒モデルです。
1970年代の空冷CB400FにABSはない
1974年型の空冷CB400Fは、前輪に油圧式ディスクブレーキ、後輪にドラムブレーキを採用しています。
当時としては前輪ディスクブレーキが安全装備としてアピールされていましたが、車輪のロックを電子的・油圧的に制御するABSは搭載されていません。
タイヤ、ブレーキホース、マスターシリンダー、キャリパー、パッドなどの状態が制動性能へ大きく影響します。
旧車を購入する場合、見た目が純正かどうかだけではなく、確実に止まれる状態へ整備されているかを優先してください。
CB400Four NC36にもABSはない
NC36も前後ディスクブレーキを採用していますが、ABS仕様は設定されていません。
現代のABS付きモデルから乗り換えると、急制動や濡れた路面での安心感に差を感じる可能性があります。
旧車らしい操作感を楽しめる一方、タイヤの状態や路面状況に応じて、より丁寧なブレーキ操作が求められます。
2013年型CB400F NC47にはABS仕様がある
2013年型CB400Fは、CBR400Rや400Xと基本プラットフォームを共有する水冷DOHC直列2気筒モデルです。
通常仕様に加えてCB400F<ABS>が設定されました。
このモデルはPGM-FI、6速ミッション、前後17インチタイヤを採用し、空冷ヨンフォアとは設計思想がまったく異なります。
| モデル | エンジン | ABS | 見分けるポイント |
|---|---|---|---|
| 1970年代CB400F | 空冷直列4気筒 | なし | 集合マフラー、細身の旧車 |
| CB400Four NC36 | 水冷直列4気筒 | なし | 4本出しマフラー、丸目ライト |
| 2013年型CB400F NC47 | 水冷直列2気筒 | 設定あり | V字型ヘッドライト、現代的な外装 |
| 後期CB400SF | 水冷直列4気筒 | 設定・標準装備あり | 年式と仕様を確認する |
出典:Honda公式「CB400F/CB400F<ABS>」
安全装備を重視するなら、車名だけでなくABSの有無を現車と車検証、メーター警告灯、フロントホイール周辺のセンサーリングなどで確認しましょう。

CB400FとCB400Fourの違いと選び方

ここからは、スペックの違いを踏まえて、実際にどのモデルを選ぶべきか考えていきます。
CB400FとCB400Fourは、価格だけで比べても答えが出ません。
休日に短距離だけ乗るのか、長距離ツーリングにも使うのか、自分で整備を楽しみたいのか、購入店へ任せたいのか、普通二輪免許だけで乗りたいのかによって、向いているモデルが変わります。
特に旧車では、車両を購入できる予算と、無理なく維持できる予算は別です。
購入後にタイヤ、ブレーキ、キャブレター、電装、冷却系、サスペンションなどを整備する可能性まで考え、余裕を残した資金計画を立てましょう。
CB400Fourの旧車としての魅力
CB400FOURを旧車として選ぶ場合、1970年代の空冷CB400Fと1990年代のNC36では、求められる覚悟が異なります。
どちらも生産終了から長い時間が経過していますが、部品供給、整備方法、故障時の対応、日常使用のしやすさには大きな差があります。
空冷CB400Fは機械そのものを楽しむ旧車
空冷CB400Fの魅力は、エンジンをかける前から始まります。
細身のタンク、むき出しの空冷フィン、4本のエキゾーストパイプが集合する造形、左右に広がりすぎない車体。現代車では再現しにくい密度があります。
エンジンを始動すると、排気音だけでなく、カムチェーン、バルブ、キャブレター、点火系などの機械音も聞こえます。
この機械感を魅力と感じる人には、非常に満足度の高い一台です。
一方、購入後はキャブレターの詰まりや同調、ポイント点火の調整、配線やカプラーの劣化、オイル漏れ、タンク内部のサビ、ゴム部品の硬化などに向き合う可能性があります。
不調の原因が一つとは限らず、燃料系、点火系、圧縮、充電系が複合していることもあります。
自分で整備しない場合は、空冷CB400Fを継続的に診てもらえる専門店を購入前に見つけておきましょう。
NC36は比較的実用的だが、すでに気軽な中古車ではない
CB400Four NC36は水冷エンジンとフルトランジスタ点火を採用しており、基本構造は空冷CB400Fより現代的です。
始動性や高速巡航、振動、温度管理の面では、普段使いしやすいと感じる人が多いでしょう。
ただし、1997年発売のキャブレター車です。現在では十分に旧車の領域へ入っています。
4本出しマフラー、燃料タンク、サイドカバー、メッキフェンダーなどの専用外装は、破損すると新品を簡単に入手できるとは限りません。
エンジンの一部にCB400SF系との共通性があっても、NC36専用部品まで同じとは限らない点に注意してください。
NC36で確認したい冷却系と充電系
NC36を購入する際は、レギュレーターや発電系だけでなく、ウォーターポンプ、ラジエーター、ホース、サーモスタット周辺も確認したいところです。
ウォーターポンプの純正新品は入手が難しいとされ、故障した場合は中古部品、修理対応、代替部品などを探す必要が生じる可能性があります。
ただし、部品の在庫、再販、代替可否は時期によって変わります。購入前に車体番号を伝え、Honda正規店やNC36に詳しい専門店で最新の供給状況を確認してください。
冷却水のにじみ、ポンプ周辺の異音、リザーバータンクの液量、電動ファンの作動、ラジエーターの損傷は現車確認で見ておきたい部分です。
充電系は、アイドリング時と回転を上げた状態の電圧、バッテリーの年式、レギュレーターやカプラーの発熱跡を確認すると安心です。

キャブレター車との付き合い方を先に知りたい人は、旧車好き必見!キャブ車がやめたほうがいいと言われる本当の理由も確認してみてください。
【絶版車で遠出する前にロードサービスも確認】
整備された旧車でも、バッテリー上がり、パンク、電装系の不調、燃料系のトラブルが起きる可能性はあります。
任意保険やクレジットカード付帯のロードサービスを利用できる場合もありますが、無料搬送距離や搬送先に条件が設けられていることがあります。
ZuttoRide Clubには搬送距離別のプランがあり、距離無制限のプランも用意されています。旧車専門店まで長距離搬送する可能性がある人は、現在加入中のサービスと比較する選択肢になります。
すべての人に必須というわけではありません。任意保険の補償と重複していないか、対象車両、搬送先、利用条件、年会費を公式サイトで確認したうえで選んでください。
CB400SFとの比較と乗り味の差
CB400Four NC36とCB400SFは、同じNC23E系エンジンを使っているため、よく比較されます。
ただし、エンジン型式が同じだから、どちらを選んでも同じというわけではありません。
CB400SFは、スポーツ走行から教習、街乗り、ツーリングまで幅広くこなせる万能型として発展してきました。
NC36は、4本マフラーの音、クラシックな外観、低中速での扱いやすさ、堂々とした車格を重視しています。
中身は近くても目的が違う
- CB400SFは6速、NC36は5速
- CB400SFは前後17インチ、NC36は前18・後17インチ
- NC36は最大トルクをより低い回転数で発生
- NC36は4本マフラーによって車重と存在感が増している
- CB400SFはスポーティー、NC36は安定感と雰囲気を重視
峠道で素早く切り返したい、6速を使って高回転まで楽しみたい、タイヤの選択肢を広く持ちたいなら、CB400SFの方が適しています。
一方、景色を楽しみながら流したい、4本マフラーの音と外観に価値を感じる、速さよりも存在感を求めるならNC36が魅力的です。
ただし、NC36も53PSの水冷4気筒です。見た目がクラシックだから極端に遅いわけではありません。
車重があるぶん低速の押し引きでは重さを感じやすく、狭い駐車場や傾斜地では注意が必要です。購入前にまたがるだけでなく、可能なら平地で押し引きも試してください。
CB400SFの生産終了理由や次期モデルの動向を詳しく知りたい人は、CB400SFの新車が買えない理由と次期モデルの最新動向も参考になります。
同時代モデルの公式スペックは、Honda公式「CB400 SUPER FOUR Version S 主要諸元」で確認できます。

CB400Fの中古相場と購入時の注意

CB400Fの中古車価格は、年式や走行距離だけでは比較できません。
空冷CB400Fでは、408か398か、国内登録の履歴、オリジナル度、エンジンとフレームの組み合わせ、レストア内容、純正部品の有無によって価格が大きく変わります。
CB400Four NC36では、走行距離に加えて、4本マフラー、燃料タンク、メッキ部品、冷却系、充電系の状態が価格と維持費を左右します。
中古相場は在庫、為替、海外需要、旧車人気によって動くため、固定した金額を正解として覚えない方がいいです。
掲載価格だけでなく、支払総額、納車整備の内容、保証、交換部品、購入後に必要な整備費まで比べましょう。
空冷CB400Fは数百万円でも状態差が大きい
空冷CB400Fは、良質な国内398ccやオリジナル度の高い車両、専門店が丁寧にレストアした車両になると、数百万円単位で販売されることがあります。
ただし、高価格だから必ず安心とは限りません。
外装がきれいでも、エンジン内部、フレーム、ハーネス、タンク内、充電系に問題を抱えている場合があります。
逆に、塗装に小傷があっても、機関と書類がしっかりしている車両なら、乗ることを目的とする人には良い選択になるかもしれません。
見た目だけで評価せず、次の項目を確認してください。
| 確認箇所 | 具体的な確認内容 | 見逃した場合のリスク |
|---|---|---|
| 書類と刻印 | 車検証、車体番号、エンジン番号、排気量 | 免許・登録・売却時のトラブル |
| 冷間始動 | 完全に冷えた状態から始動できるか | 始動性の悪さを隠される可能性 |
| 排気煙 | 白煙、黒煙、異臭、オイル消費 | エンジン修理費の増加 |
| 異音 | カムチェーン、バルブ、クランク周辺 | 内部損傷やオーバーホール |
| 燃料タンク | 内部サビ、補修跡、漏れ | キャブ詰まりや燃料漏れ |
| フレーム | 溶接跡、曲がり、腐食、ステアリングストッパー | 直進性と安全性への影響 |
| 電装 | 発電電圧、配線加工、灯火類 | 走行中の充電不良や失火 |
| ブレーキとタイヤ | 製造年、ホース、キャリパー、作動 | 制動力不足と安全上の問題 |
走行距離だけで選ばない
旧車の走行距離表示は、現代車ほど絶対的な判断材料になりません。
メーター交換、メーター修理、長期保管、過去の記録不足などにより、表示距離だけで実走行を判断できない車両があります。
低走行表示でも、長期間動かしていなければシールやゴム部品が劣化している可能性があります。
反対に走行距離が多くても、定期的に整備され、記録が残っている車両の方が安心して乗れる場合があります。
数字より、整備記録、前所有者の使い方、専門店の点検内容を重視しましょう。
NC36は4本マフラーと専用外装を優先して見る
NC36の中古車では、4本マフラーの状態が非常に重要です。
底部の腐食、転倒傷、へこみ、内部の劣化、社外マフラーから純正へ戻すための部品不足などを確認してください。
写真ではきれいに見えても、下側にサビが進んでいることがあります。可能ならリフトアップした状態や、車体下部の写真も見せてもらいましょう。
タンク内部、メッキフェンダー、サイドカバー、シート、エンブレムなども、交換品が簡単に見つかるとは限りません。
エンジンの調子だけでなく、専用外装が揃っているかを重視すると、購入後の部品探しで困りにくくなります。
販売価格ではなく納車後の総額で比較する
安い車両を購入しても、納車後すぐにタイヤ、チェーン、スプロケット、ブレーキ、フォーク、キャブレター、バッテリー、充電系を整備すれば、総額が高くなることがあります。
販売店へは「納車整備込みです」だけでなく、実際に何を点検・交換するのか確認してください。
見積書で確認したい内容
- タイヤとバッテリーの製造年
- キャブレター清掃・同調の有無
- エンジンオイル以外に交換する油脂類
- ブレーキキャリパーとマスターの整備内容
- フォークやリアサスペンションの状態
- 充電電圧と発電系の点検結果
- 保証の範囲と期間、遠方故障時の対応

他のホンダ旧車が高騰する背景も知りたい場合は、CB750Fが人気ないと言われる理由と旧車としての価値も比較材料になります。
CB400Fの新車の噂と今後の展望
CB400Fの新車を探している人は、まず「どのCB400Fを指しているのか」を整理する必要があります。
1970年代の空冷CB400Fは絶版車です。1997年型CB400Four NC36も現在は新車として生産されていません。2013年型CB400F NC47も現行ラインアップではありません。
そのため、これらを現在メーカーから新車購入することはできません。
中古車販売店で未登録車や極端に走行距離の少ない車両が新車同様として掲載される可能性はありますが、メーカーの現行新車とは意味が異なります。
2026年時点で公式展示されているのはCB400 SUPER FOUR E-Clutch Concept
2026年のHondaモーターサイクルショー公式情報では、CB400 SUPER FOUR E-Clutch ConceptとCBR400R FOUR E-Clutch Conceptが展示車両として案内されています。
これはCB400Fという正式な市販車の発表ではありません。
現時点ではコンセプトモデルとして扱われており、市販時期、価格、最終的な排気量、装備、販売方法について、確定情報として断定する段階ではありません。
出典:Honda公式「MOTORCYCLE SHOW 2026」
Honda E-Clutchとは
Honda E-Clutchは、発進や変速時のクラッチ操作を電子制御する技術です。
ライダーがクラッチレバーを操作せずに発進・変速・停止できる一方、必要に応じて自分でクラッチレバーを操作することもできます。
自動変速機ではなく、マニュアルトランスミッションの操作感を残しながらクラッチ操作の負担を減らす仕組みです。
新しいCB400系の市販車に搭載されれば、1970年代のCB400Fや1997年型NC36とは、操作性も安全装備も大きく異なるモデルになるでしょう。
新型を待つべき人と旧車を選ぶ人
| 選択肢 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 空冷CB400F | 元祖の造形、音、歴史を最優先する人 | 高額で維持難度も高い |
| CB400Four NC36 | 4本マフラーと実用性を両立したい人 | 専用部品と冷却系を確認する |
| CB400SF中古 | 4気筒の走りと日常性を重視する人 | 相場高騰と年式差に注意する |
| 新型コンセプトの市販化を待つ | 新車保証、ABS、電子制御を重視する人 | 発売・価格・仕様は未確定 |
旧車の価値は、新型車より速いことや装備が豪華なことではありません。
当時の構造、音、操作感、デザインを味わえることにあります。
ABSや新車保証、部品供給、日常の安心感を最優先するなら、新型の公式発表を待つか、より新しい現行車を検討した方が満足しやすいかもしれません。

CB400FとCB400Fourの違いに関するよくある質問
Q1. CB400FとCB400Fourの違いを簡単に教えてください
A. 一般に比較される空冷CB400Fは1970年代の空冷SOHC直列4気筒で、4-into-1集合マフラーを持つ元祖ヨンフォアです。CB400Four NC36は1997年発売の水冷DOHC直列4気筒で、4本出しマフラーを持つネオクラシックです。同じ車種の新旧型ではなく、設計年代もコンセプトも異なります。
Q2. CB400F 408と398はどちらを選ぶべきですか?
A. 普通自動二輪免許で乗りたいなら398cc、大型自動二輪免許を持ち初期型の仕様を重視するなら408ccが候補です。ただし、排気量だけで選ばず、車検証、フレーム番号、エンジン番号、登録履歴、整備状態を確認してください。状態の良い408ccの方が、履歴の不明な398ccより安心して乗れる場合もあります。
Q3. 408ccは国外仕様で398ccは国内仕様ですか?
A. 408ccがすべて国外仕様というわけではありません。初期408ccは日本国内でも販売され、海外にも輸出されました。1976年の398cc CB400FOUR-I/IIは国内向けとして追加されたモデルです。中古車では外装や部品が交換されている可能性があるため、国内物・逆輸入車という説明だけでなく、書類と刻印を確認しましょう。
Q4. CB400FにABS付きのモデルはありますか?
A. 1970年代の空冷CB400FとCB400Four NC36にはABSがありません。ABS仕様が設定されたCB400Fは、2013年に発売された型式NC47の水冷直列2気筒モデルです。名前は同じCB400Fでも元祖ヨンフォアとは別車種なので、年式と型式を確認してください。
Q5. 初めて旧車を買うなら空冷CB400FとNC36のどちらが向いていますか?
A. 維持の現実性を優先するなら、一般にはNC36の方が入りやすいでしょう。ただしNC36もキャブレター車で、専用外装や冷却系部品の入手性に注意が必要です。空冷CB400Fは価格も整備難度も高いため、購入前に専門店と保管環境を確保できる人向けです。どちらも現車確認と購入後の整備予算を準備してください。
CB400FとCB400Fourの違いまとめ
最後に、CB400FとCB400Fourの違いを整理します。
元祖CB400FとNC36は、どちらも魅力的な4気筒車ですが、同じ名前の新旧モデルとして選ぶバイクではありません。
あなたが求めるものが、歴史と機械感なのか、4本マフラーと実用性なのか、スポーツ性能なのか、安全装備なのかで答えが変わります。
まとめ
- 空冷CB400F:1974年に登場した元祖ヨンフォア。空冷SOHC4気筒、6速、集合マフラーが特徴
- 408ccモデル:大型自動二輪免許が必要。国内販売車と国外向け車の両方が存在する
- 398ccモデル:普通自動二輪免許で運転可能。1976年に国内向けとしてI型とII型を追加
- CB400Four NC36:1997年発売。水冷4気筒、5速、4本出しマフラーを備えた平成ネオクラシック
- 2013年型CB400F:NC47型の水冷2気筒。ABS仕様が存在し、元祖ヨンフォアとは別車種
- 新型動向:2026年時点ではCB400 SUPER FOUR E-Clutch Conceptが公式展示されているが、市販仕様は未確定
| モデル | エンジン | マフラー | 変速機 | ABS | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 空冷CB400F | 空冷SOHC直列4気筒 | 4-into-1 | 6速 | なし | 歴史、音、機械感を最優先する人 |
| CB400Four NC36 | 水冷DOHC直列4気筒 | 4本出し | 5速 | なし | 旧車感と実用性を両立したい人 |
| CB400SF | 水冷DOHC直列4気筒 | 集合式 | 6速 | 年式により設定・標準 | スポーツ性と日常性を求める人 |
| 2013年型CB400F | 水冷DOHC直列2気筒 | 集合式 | 6速 | 設定あり | 扱いやすさと安全装備を重視する人 |
空冷CB400Fを選ぶなら、購入価格だけでなく、専門店、保管場所、整備費、部品探しまで楽しめるかを考えてください。
CB400Four NC36を選ぶなら、4本マフラーと外装、冷却系、充電系の状態を優先して確認しましょう。
CB400SFを選ぶなら、型式ごとの装備、VTECの有無、キャブレターかPGM-FIか、ABSの有無まで比較すると選びやすくなります。
ABSや新車保証を重視するなら、1970年代の空冷CB400FやNC36に無理にこだわらず、より新しいモデルや今後の公式発表を待つ選択肢もあります。

中古車の契約前には、必ず冷間始動、書類、刻印、整備記録、部品供給、保証内容を確認してください。
数百万円になる旧車では、車両を買えるかだけでなく、購入後も無理なく維持できるかが最も重要です。
【憧れの4気筒へ乗り換える前に】
購入候補が決まったら、車両価格と整備費を調べると同時に、現在の愛車を手放した場合の予算も確認しておくと計画を立てやすくなります。
カチエックスでは、写真と車両情報を登録し、複数の買取店による提示額をオンラインで比較できます。
その場で売却を決める必要はないため、「今売った場合にどの程度の資金になるか」を把握したい人にも使いやすい方法です。
ただし、査定額は車種、年式、地域、状態、改造内容、申告情報などで変わります。最高額を保証するサービスではないため、提示条件や引き渡し方法を確認し、納得してから判断してください。
📚 ホンダの車種を新旧まとめて比較
HondaにはCB400F以外にも、歴史的な空冷モデル、ロングセラーのネイキッド、ツアラー、スーパースポーツ、原付、最新の電動モデルまで、多くの選択肢があります。
排気量やジャンルを横断して比較したい人は、双輪Logのホンダバイク全車種図鑑も活用してください。
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