トリシティ125の購入を検討している方の中には、「トリシティ125で後悔した…」と購入後に失敗したくないと感じている人も多いでしょう。
三輪ならではの安定性が魅力のモデルですが、「壊れやすい」「立ちゴケする」といった声や、事故率への不安があるのも事実です。
また、トリシティ155との違いや、どちらが自分の使い方に合っているのか迷っている方もいるかもしれません。
中古での購入を検討している場合は、状態や価格の見極めも重要です。
さらに、屋根付きカスタムへの興味や、「ツーリングつらい」と感じる人の意見も含め、実際の使い心地を知りたいというニーズも多いはずです。
トリシティ125は「こけない」といったイメージを持たれがちですが、実際には使用環境や乗り方によって評価が分かれる部分もあります。
この記事では、トリシティ125に関するメリット・デメリットを多角的に解説し、後悔しないための判断材料をお届けします。
ポイント
-
トリシティ125の壊れやすさや事故率に関する実情
-
トリシティ155との違いや自分に合うモデルの選び方
-
立ちゴケやツーリング時のつらさなど実際の使用感
-
中古購入や屋根カスタムに関する注意点
スポンサーリンク
トリシティ125 後悔する理由と注意点
壊れやすいという噂の真相
トリシティ125が「壊れやすい」と言われる理由には、いくつかの要因が関係しています。
ただし、すべてのオーナーがそのような経験をしているわけではありません。
正確に理解することで、不要な不安を避けることができます。
まず、壊れやすいという声の背景には、「構造の複雑さ」があります。
トリシティの最大の特徴であるフロント二輪の“LMW(リーニング・マルチ・ホイール)機構”は、一般的なスクーターに比べて可動部が多く、部品点数も多くなっています。
これにより、経年劣化や走行距離の増加によって摩耗しやすいパーツがあるのは事実です。
特にフロントサスペンション周りやステアリング周辺のメンテナンスは、定期的に行わないとトラブルの原因になりかねません。
また、もう一つの理由として「定期点検の重要性を軽視するケース」が挙げられます。
通常のスクーターと同じ感覚で整備を怠ると、結果的に不具合を招くことがあるのです。
つまり、トリシティは高性能な分、日常的な点検や定期的な整備が欠かせないモデルといえます。
とはいえ、設計そのものが壊れやすいというわけではなく、むしろヤマハはこの機構に対して長年の開発と改良を重ねてきました。
ユーザーの使用状況や扱い方によっては、非常に安定して長く乗り続けられるバイクでもあります。
このように、トリシティが壊れやすいという噂は、構造の特性や整備の手間から生じた一部の評価に過ぎない可能性が高いといえるでしょう。
立ちゴケのリスクと対策
トリシティ125は、三輪で安定性が高いという印象を持たれがちですが、実際には「立ちゴケ」するリスクも存在します。
ここではその理由と、予防のための対策について解説します。
まず大前提として、トリシティ125は「自立できるバイク」ではありません。
前輪が二輪あっても、停車中や超低速走行時にはライダーの足で支える必要があります。
この点を誤解して「三輪だから倒れない」と思い込んでいると、不意にバランスを崩して立ちゴケすることがあります。
特に信号待ちでの停止や駐輪時などは、油断しがちな場面の一つです。
さらに、トリシティ特有の「重心の高さ」や「横幅の広さ」も立ちゴケしやすい一因です。
一般的な原付二種スクーターより重量があり、足つきも若干高めです。
そのため、小柄な人やバイク初心者が扱う際には、体勢が不安定になることがあります。
こうしたリスクに備えるためには、まず「しっかり足が着く」ようなライディングポジションの確保が重要です。
ローダウンシートの装着や厚底のライディングブーツなどを活用するのも一つの手段でしょう。
また、駐輪場などでは「地面の傾きや段差」をよく確認することも立ちゴケ防止に役立ちます。
加えて、トリシティに慣れるまでは「取り回しの練習」を繰り返すことも効果的です。
車体のクセを把握することで、無意識のミスを減らすことができます。
つまり、トリシティ125で立ちゴケしないためには、三輪だからと過信せず、二輪車と同様の注意が必要であると理解しておくことが大切です。
続きを見る
バイク立ちゴケ査定の注意点と減額回避の秘訣とは?
屋根付き仕様のデメリット
トリシティ125のカスタムとして人気の一つに「屋根付き仕様」があります。
雨風をしのげる点から便利に見えますが、実際にはいくつかのデメリットもあるため、事前に理解しておくことが重要です。
まず最初に挙げられるのは、「車体重量の増加」です。
屋根を取り付けることで、もともと車重がやや重めのトリシティ125がさらに重くなります。
この重量増により、取り回しがしづらくなったり、加速性能や燃費が若干落ちることがあります。
日常的に狭い道を通る方や、軽快な走りを求める方には注意が必要です。
次に「走行時の風の影響」があります。
屋根の形状によっては、横風を受けやすくなることがあり、高速走行時や橋の上などでは安定性に影響する可能性があります。
特に台風や強風の多い地域では、風によるふらつきを感じる場面もあるかもしれません。
また、屋根付きにすることで「メンテナンスや駐輪の手間」も増える傾向があります。
屋根の構造が複雑になることで、整備時に一部を取り外す必要が出てきたり、カバーの取り付けが難しくなったりする場合があります。
さらに、駐輪場によっては「高さ制限」に引っかかることもあるため注意が必要です。
このように、屋根付き仕様は快適性を高める反面、重量や風の影響、メンテナンス面などで妥協すべきポイントも多く存在します。
導入を検討する際は、実用性だけでなく「自分の利用スタイルに本当に合っているか」をよく考えることが大切です。
事故率や安全性の評価とは
トリシティは、二輪と三輪の特徴を融合させた独自の構造を持つスクーターです。
そのため、安全性に関して「本当に事故率が低いのか?」という疑問を持つ方も少なくありません。
ここでは、トリシティの構造とその安全性について、多角的に解説します。
まず、安全面で注目されるのが「前2輪」という特徴的なタイヤ配置です。
この構造により、フロントタイヤの接地面積が増え、ブレーキング時やコーナリング時の安定性が格段に向上します。
特に、雨天時の濡れた路面や砂利道などでも滑りにくく、タイヤがロックしにくいため、一般的な二輪車に比べて転倒リスクが抑えられるのが強みです。
さらに、前輪が2本あることにより、段差や小さな障害物にも柔軟に対応でき、ハンドル操作に対する反応も穏やかになります。
これは、バイク初心者やリターンライダーにとって大きな安心材料となるでしょう。
ただし、「事故率が絶対に低い」と言い切れるわけではありません。
例えば、トリシティは他のスクーターに比べて横幅が広く、すり抜けや狭い道での取り回しに注意が必要です。
また、車体が重いため、急な方向転換を苦手とする傾向があります。
こうした特性に慣れないまま走行すると、思わぬ接触事故につながる可能性も否定できません。
つまり、安全性の高さは構造的に備わっているものの、過信は禁物です。
適切なライディング技術と状況判断があって初めて、その性能が十分に活かされることを理解しておくべきです。
こけないは本当なのか?

出典:YAMAHA公式サイト
「トリシティ125はこけない」といったフレーズを見聞きすることがありますが、これは半分正しく、半分誤解ともいえる表現です。
三輪という構造上の利点から、転倒のリスクは確かに抑えられていますが、完全にこけないわけではありません。
まず、走行中の安定性については非常に優秀です。
前輪が二つあることで接地面が広がり、ブレーキ時やカーブでの挙動が安定します。
特に雨の日やマンホールの上など、滑りやすい状況でもタイヤが地面をしっかりと捉えてくれるため、安心して運転できます。
この点は、二輪車に比べて大きなアドバンテージといえるでしょう。
しかし、停車時や超低速走行時の状況は別です。
トリシティ125は「自立する機構」を持っていないため、完全に停止するとライダー自身がバランスをとる必要があります。
足を着くタイミングが遅れたり、地面が傾いていたりすると、いとも簡単に立ちゴケしてしまうこともあります。
このように、構造上の安定性があっても、操作ミスや不注意があれば転倒は起こり得るのです。
また、初心者が「こけない」という言葉を鵜呑みにして油断してしまうと、停車時の立ちゴケや取り回し中の転倒に繋がるケースも見られます。
とりわけ、足つきの悪さや車体の重さに慣れていない方にとっては注意が必要です。
このように、「こけない」は条件付きの評価であり、正確には「走行中の転倒リスクが少ない」と理解しておくのが適切です。
安全に運転するためには、過信せず、常にバイクと向き合う姿勢が大切だと言えるでしょう。
トリシティ125 後悔を避けるために知るべきこと

出典:YAMAHA公式サイト
中古購入で失敗しやすい点
トリシティ125を中古で購入しようと考えている方は多いですが、気をつけないと「こんなはずじゃなかった」と後悔するポイントも少なくありません。
新車より手頃な価格で入手できる反面、チェックすべき点がいくつかあります。
まず第一に注目すべきは「前輪機構の状態」です。
トリシティのフロント周りは特殊な構造をしており、可動部が多い分、摩耗や緩みによる不具合が出やすい箇所です。
過去の整備記録が不明な個体や、長期間放置されていた車両では、サスペンションやステアリング部分にガタつきがあるケースもあります。
これに気づかず購入すると、修理費用が高額になる恐れがあります。
また、「年式と走行距離のバランス」にも注意が必要です。
トリシティは年式が古くても状態が良い車両がある一方で、走行距離が短くてもメンテナンス不足の車両も存在します。
見た目のきれいさだけで判断せず、実際の試乗やプロによる点検を受けることをおすすめします。
さらに、中古市場では「カスタムされた車両」も多く出回っています。
とくに屋根付き仕様やローダウン加工された個体は、使い勝手が良くなる一方で、純正部品が使われていない場合や構造変更が行われているケースもあります。
これらは安全性やメンテナンス面でトラブルの原因になることがありますので、購入前に構造の変更点をきちんと確認することが大切です。
このように、中古でトリシティ125を購入する際は、価格だけで判断せず、「状態」「整備履歴」「カスタムの有無」など複数の要素を慎重に見極める必要があります。
信頼できる販売店を選び、できれば保証付きの車両を選ぶことで、失敗を防ぐことができるでしょう。
ツーリングがつらいと感じる理由
トリシティは日常使いに便利なバイクですが、長距離のツーリングでは「思ったよりつらい」と感じる人が少なくありません。
その理由は、車体の構造やエンジンスペック、快適性のバランスにあります。
まず大きな要因として挙げられるのは、エンジンの排気量です。
トリシティ125は原付二種に分類され、街乗りには十分なパワーを持っていますが、高速道路には乗れず、バイパスや登り坂などでは加速力が物足りなくなることがあります。
これが長距離移動のストレスに直結します。
ペースの速いツーリンググループに参加すると、追いつくのが大変で疲れてしまうケースもあるでしょう。
また、シートの硬さや足回りの設計も快適性に影響します。
トリシティはフロント2輪の構造により段差やカーブでの安定感は優れていますが、リアサスペンションの動きが固めで、路面の衝撃を受けやすい傾向があります。
舗装状態の悪い道を走ると、長時間の走行でお尻や腰に負担を感じることもあるでしょう。
さらに、荷物の積載力が限られている点も無視できません。
シート下収納はそこまで広くなく、ツーリング用のバッグやケースを装着しなければ、日帰りを超える旅では荷物が不足します。
これにより準備の手間や携行品の制限が生じ、気軽さに欠けると感じることがあります。
このように、トリシティ125は「街中では快適でも、長距離になると疲れやすい」特性を持っています。
ツーリングメインでの使用を考えているなら、目的地や走行距離、携行品の内容を踏まえて、無理のないプランを立てることが大切です。
トリシティ155との違いから見る選び方のコツ

出典:YAMAHA公式サイト
トリシティ125と155は見た目こそよく似ていますが、スペックや使い勝手に明確な違いがあり、用途に応じた選び方をすることが重要です。
ここでは両者の違いを踏まえて、失敗しない選び方のポイントを紹介します。
まず、最大の違いは「排気量」です。125ccは原付二種に分類され、高速道路には乗れませんが、自動車専用道路以外の大半の道を走ることができます。
一方、155ccは軽二輪クラスとなり、高速道路の利用が可能になります。
ツーリングや郊外への移動が多い人にとっては、155ccの方がより自由度の高い移動ができるでしょう。
次に注目したいのが「パワーと加速性能」です。
トリシティ155は出力に余裕があり、坂道発進や追い越し時の加速がスムーズです。
都市部でも交通の流れにしっかりと乗ることができ、ストレスの少ない走行が可能です。
一方、125ccは日常の通勤や近距離移動に最適で、燃費も若干良好な傾向があります。
保険や維持費の面では、125ccの方がコストを抑えやすいという利点があります。
軽二輪の155ccになると、自賠責保険や任意保険、重量税などの負担が少し増えますが、それを差し引いても高速道路に乗れるメリットは大きいといえます。
また、細かな違いとして、メーターの機能やシートの形状、足つき感にも差があります。
トリシティ155はやや大柄な設計になっており、体格の小さい人には取り回しが重く感じられることもあるため、試乗してフィット感を確認するのが理想です。
このように、選ぶ際は「どこを、どのくらいの距離を、どんな頻度で走るか」を基準にしながら、維持費・走行性能・ライフスタイルとの相性を総合的に見て判断するのが失敗しないコツです。
スペック比較表
項目 | トリシティ125 | トリシティ155 |
---|---|---|
認定型式/原動機打刻型式 | 8BJ-SEK1J/E34AE | 8BK-SG81J/G3T3E |
全長/全幅/全高 | 1,995mm/750mm/1,215mm | 同左 |
シート高 | 770mm | 同左 |
軸間距離 | 1,410mm | 同左 |
最低地上高 | 165mm | 同左 |
車両重量 | 168kg | 172kg |
燃費(定地燃費値) | 45.5km/L(2名乗車) | 43.6km/L(2名乗車) |
燃費(WMTCモード) | 44.9km/L(1名乗車) | 42.1km/L(1名乗車) |
総排気量 | 124cm³ | 155cm³ |
最高出力 | 12PS/8,000rpm | 15PS/8,000rpm |
最大トルク | 11N・m/6,000rpm | 14N・m/6,500rpm |
燃料タンク容量 | 7.2L | 同左 |
エンジンオイル容量 | 1.00L | 同左 |
タイヤサイズ(前/後) | 90/80-14/130/70-13 | 同左 |
制動装置(前/後) | 油圧式ディスク/油圧式シングルディスク | 同左 |
ヘッドランプ | LED | 同左 |
乗車定員 | 2名 | 同左 |
※数値は参考値です。正確な数値は公式サイトで確認してください。
維持費やメンテの注意点
トリシティ125は経済的な移動手段として魅力的ですが、購入後の維持費やメンテナンス面にも注意が必要です。
特に他の125ccスクーターとは異なる構造を持っているため、独自の負担がかかる部分もあります。
まず、維持費の中でも大きな割合を占めるのが「保険」と「燃料費」です。
トリシティ125は原付二種に分類されており、自動車保険のファミリーバイク特約を利用できる場合が多く、任意保険の負担を軽減できます。
また、燃費性能は一般的な125ccスクーターと同程度で、40km/L前後を維持するケースもあり、日常の通勤や買い物に使う分には非常に経済的です。
一方で、見落とされがちなのが「前2輪のメンテナンス費用」です。
フロント周りにはリンク機構やサスペンションが複雑に組まれており、これらの部品には定期的な点検とグリスアップが必要になります。
一般的なスクーターより工賃が高くなるケースもあり、消耗品の交換にも時間がかかることがあります。
また、タイヤ交換の際は前輪が2本あるため、その分の費用がかさみます。
部品代だけでなく作業費も二輪車より割高になる場合があるため、予算には余裕を持っておくと安心です。
さらに、バッテリーやブレーキパッドなど、他のバイクと共通する部品も寿命に応じて交換が必要です。
特にブレーキは前輪に2系統の制御が入っているため、整備の質も重要になります。
このように、トリシティ125は低燃費で保険も安く、維持費全体としてはリーズナブルな部類に入りますが、特殊構造ゆえのメンテナンス費用がポイントです。
定期的な点検を怠らず、信頼できるバイクショップと付き合っていくことが、長く快適に乗るための鍵になります。
重さと取り回しの難しさ
トリシティは他の125ccスクーターと比べると重く感じやすく、取り回しに苦労するという声も少なくありません。
特にバイク初心者や小柄な方にとっては、この「重さ」が大きな壁になる可能性があります。
その主な要因は、トリシティ特有のフロント2輪構造にあります。
前輪が2本あることで安定感や走行時の安心感は増すものの、パーツが増えるぶん車体重量が重くなるのは避けられません。
トリシティ125の車両重量は約165kgと、一般的な125ccスクーターよりも20~30kgほど重くなっています。
この差は、走行時よりも「停止時」や「押し引きする場面」で大きく影響します。
例えば、自宅の駐輪スペースから出すとき、狭い場所で向きを変えるとき、段差を越えるときなど、力を使う場面でその重さを実感する人が多いようです。
また、足つきに不安がある方にとっては、少しバランスを崩すだけで支えきれなくなるリスクもあります。
さらに、ハンドルの切れ角がやや小さめで、Uターンなどの小回りが苦手な点も注意が必要です。
市街地での取り回しには少し慣れが必要で、日常の中でもストレスを感じる可能性があります。
一方で、走行中はその重量が安定感につながり、段差や風の影響を受けにくいというメリットもあります。
つまり「止まっているときは重くて扱いづらいけれど、走り出せば安定する」というのがトリシティの特徴です。
このように、取り回しに自信がない方や体格に不安がある方は、実際に試乗してその感覚を確かめることが大切です。
街乗り中心で、取り回しのしやすさを重視するなら、他の軽量モデルを検討するのも一つの選択肢といえるでしょう。
選ぶ前に考えたいこと
トリシティ125は見た目のインパクトや安定性の高さから注目されるモデルですが、購入前に冷静に検討しておきたいポイントがいくつかあります。
購入後に「想像と違った」と後悔しないためにも、事前に用途や環境に合っているかを見極めることが重要です。
まず最初に考えたいのは、「どのような場面で乗るのか」という利用シーンです。
通勤や買い物などの短距離移動がメインであれば、トリシティ125のサイズ感や操作性はそこまで問題にならないかもしれません。
ただし、通学やツーリングなどで片道10km以上の走行が頻繁にある場合は、排気量やパワー面での物足りなさを感じることがあります。
また、保管場所も重要なポイントです。
トリシティ125は前輪が2つある分、横幅が一般的なスクーターよりも広く、駐輪場によっては収まらないこともあります。
マンションの狭い駐輪場や、バイクの出し入れがしにくい場所では不便を感じる可能性があるでしょう。
さらに、「メンテナンス費用」や「部品交換の手間」についても見落としがちです。
前2輪の構造は、安心感を高めてくれる反面、整備に手間がかかりやすく、工賃が高くなるケースも珍しくありません。
ランニングコストを抑えたい場合には、一般的な2輪スクーターと比較して、維持費の見積もりも事前に立てておくと安心です。
最後に、「車体の重さ」や「足つきの感覚」も事前に確認すべきです。
特に小柄な方やバイク初心者は、取り回しに苦労する場面があるかもしれません。
実際の走行だけでなく、取り回しや駐車のシミュレーションをしてみることで、納得して選ぶことができるでしょう。
こうして考えると、トリシティ125は決して万人向けではないバイクです。
しかし、自分の使い方や環境にマッチしていれば、唯一無二の安定性とスタイルを楽しめる魅力的な選択肢でもあります。
焦らずしっかり比較・試乗したうえで、納得のいく選択をすることが、後悔を防ぐ一番の近道です。
トリシティ125で後悔しないための注意点と選び方
-
構造が複雑なため定期的なメンテナンスが必要
-
LMW機構は丁寧に扱わないと不具合の原因になりやすい
-
三輪でも自立しないため立ちゴケのリスクがある
-
車体が重く取り回しに苦労しやすい
-
屋根付き仕様は重くなり燃費や加速性能に影響が出る
-
横風の影響を受けやすく安定性に差が出る
-
駐輪場によっては高さ制限に引っかかることもある
-
前2輪により走行中の安定性は高いが過信は禁物
-
安定性がある一方で車幅の広さが扱いづらさの原因になる
-
「こけない」は走行中のみで停車時には注意が必要
-
中古車はフロント機構の状態や整備履歴を要確認
-
カスタム車両は純正部品の有無や改造内容を確認すべき
-
ツーリングではエンジン性能や積載力に物足りなさがある
-
155ccとの違いは使用シーンや維持費から見極める必要がある
-
前輪2本分のタイヤ交換など維持費は一般スクーターより高め